乱れた自律神経を戻す方法とは？

乱れた自律神経を戻す方法は、規則正しい生活・適度な運動・食生活の改善などが挙げられます

自律神経は、交感神経と副交感神経がバランスを保ちながら心身の健康を維持しています。
しかしストレスなどによりバランスが崩れると心身に不調が出はじめます。
乱れた自律神経を戻す方法は、不規則な生活をやめて早寝早起きをする、入浴方法や時間を朝晩で変えることなどが効果的です。
さらにピラティスなどのエクササイズで深い呼吸を行いながら体を適度に動かす、自律神経によい食品を取り入れた食事などもよいとされています。

自律神経バランスを戻す方法は生活リズムを整えることです

内臓器官の活動をコントロールする自律神経は、全身に張り巡らされています。
体の活動時に働く交感神経と休息時に働く副交感神経が、シーソーのように交互に強く作用しながらバランスが保たれているのです。
しかしストレスや不規則な生活習慣などにより、バランスが乱れ、体調不良やメンタルダメージをもたらすことがあります。
こういった自律神経のバランスを戻す方法としては、すぐにでも取り掛かれるのがライフスタイルの見直しです。
夜更かしや休日の朝寝坊はやめて、質のよい睡眠を7時間以上は確保できるのが理想的です。
日光には、体内で自律神経の安定を促すセロトニンの分泌を促進する作用があるので、朝起きたらカーテンを開け、朝日を全身に浴びましょう。
また起きかげにコップ1杯の水を飲むと胃腸が目覚め、交感神経への切り替えスイッチが入りやすいのでおすすめです。
他にも朝に41℃位のシャワーを3分程浴び、夜に38℃位のぬるま湯にゆっくり浸かる入浴も、自律神経の切り替えを助けてくれます。

自律神経の乱れを戻すにはピラティスなどのエクササイズもよいと考えられています

乱れた自律神経のバランスを戻す方法として、軽めの有酸素運動もよいと言われています。
体を動かすことでストレスが緩和され、ほどよい疲労感により夜質のよい眠りをもたらすと考えられているからです。
中でも、ピラティスは自律神経安定に効果が期待できます。
胸式呼吸という鼻から吸って肋骨を広げ、胸に酸素をたっぷり取り込み、しっかり吐き切るという深い呼吸法を用います。
ゆっくりと流れるように体を動かして、腰を捻ったり上体を起こしたりするなどの動作を行います。
ほどよい負荷がかかることで、体の深層部の骨や内臓周りの筋肉が鍛えられるので、姿勢が正され、内臓の働きが高まるといった効果も期待できます。
脳への血流が増加し、集中力が高まるのでストレスも緩和されて、終わった後は爽快な気分と心地よい疲労感が生まれるでしょう。
ピラティスは、リハビリ的で発案されたため、体に優しく年配の方でもムリなく行えるエクササイズであるという魅力もあります。

自律神経によいとされる食品を食事に取り入れましょう

自律神経バランスを整えるには、食生活の改善も必要不可欠です。
食事から摂取する栄養は、体内の内臓器官を動かす大事なエネルギーにもなるからです。
とくに朝食は、1日のエネルギーの源になるのでしっかり食べましょう。
夜睡眠中は消化活動が進み、朝になると腸内の善玉菌が減っています。
納豆やヨーグルトなどの発酵食品を摂取し、善玉菌を補充して腸内環境を整えておくことが大事です。
さらにストレスから心身を守るアドレナリンの分泌を促す、ビタミンも必要です。
とくにほうれん草やみかんなどの多いビタミンCを意識的に摂りましょう。
ビタミンCは熱に弱いという指摘もありますが、これは長い時間じっくりと煮込むなどした場合の話です。
下ごしらえで行う下茹でや蒸す位なら壊れることはないと言われています。
また自律神経の安定を促すセロトニンを作る材料となるトリプトファンは、乳製品やバナナ、いわしや大豆製品にも多く含まれています。
栄養が偏らないように、3食バランス良く食べられるようにメニューの組み合わせも工夫してみましょう。

（まとめ）乱れた自律神経を戻す方法とは？