顔に手を当てる女性

涙腺と自律神経にはどのような関係があるの?

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自律神経のうち、副交感神経が優位になると涙腺が緩んで涙が出やすくなります

自律神経の中でも、休息時に優位になる副交感神経が活発化すると、血管が広がって涙腺も緩み、涙が出やすくなります。また自律神経はストレスや不規則な生活で乱れやすく、交感神経が高ぶって心身の不調を招きます。
副交感神経を働かせ、心身をリラックスさせて自律神経を整えるには涙腺を刺激して、涙を流すのも一つの方法だと考えられています。
ほかにも十分な睡眠をとる、ピラティスなどのエクササイズを取り入れるのも自律神経の調整に効果的だとされています。

交感神経が優位になると、血管収縮が起こり涙腺が閉じて涙が出にくくなります

目にゴミが入るなどの物理的刺激を受けたり、嬉しいもしくは悲しいなどといった精神的な刺激を受けたりすることにより、涙腺が緩んで涙が出ます。涙腺の刺激には、実は自律神経が深く関わっています。
自律神経は、体の内臓器官が上手く働くように調節する作用があります。そして自律神経は活動時に活発になる交感神経、休息時に活発化する副交感神経が交互に働き、バランスをとっています。
涙腺を刺激するのは主に、副交感神経が優位になっている時です。脳や心身が休息に入り、血管が拡張するので涙腺が緩んで、涙が出やすくなるのです。
反対に交感神経が優位になると血管が収縮して、涙腺が締まり気味になり涙の量も減ります。感動したり悲しくなったりすると涙が出ますが、涙が出る時にこめかみ付近が震えます。
すると刺激を受けて脳内物質セロトニンが分泌され、脳の大脳辺縁系という感情を司る部位に影響を及ぼします。
大脳辺縁系のそばには視床下部といって、自律神経をコントロールする中枢があるので、影響が自律神経にまでおよびます。
それまで活発化していた交感神経から、副交感神経優位に切り替わり、心身の緊張がほぐされ、リラックス状態になります。

涙腺の刺激により涙を流すことは、自律神経を整えるのに役立つとされています

自律神経は、主にストレスや寝不足などの不規則な生活、ホルモンバランスの乱れなどが原因でバランスを崩します。自律神経バランスを維持するには、ストレスを緩和し生活リズムを整える必要があります。
ストレス解消のためには、涙腺を緩めて涙を流すのも一つの方法です。先述したように、思いっきり涙を流すことで心身がリラックスし、ストレスが緩和され、泣いた後はすっきりとした晴れやかな気分になるものです。
大人になると涙を流す機会はかなり減り、ストレスが溜まる一方です。感動できる、もしくは悲しくなる映画などを見て思いっきり泣くのも、実は自律神経にもよい影響を及ぼすのです。
また睡眠を十分にとって生活リズムを整える、栄養バランスのよい食生活を目指すことも忘れないでください。
自律神経が不調になると、めまい・不眠・ふらつき・倦怠感・疲労感などの全身症状が起こります。
さらに耳鳴りや手足のしびれ、消化不良による便秘や下痢、頭痛や肩こりなど体の各部位に不調をきたします。またイライラや集中力の低下、気分の落ち込みなどメンタル面も調子が悪くなります。
ひどくならないうちに、自律神経を整える生活スタイルを身につけましょう。

自律神経を整えるのは、ピラティスも有効的だとされています

自律神経バランスが乱れるのは、主に交感神経が優位になり続けることが原因だとされています。そのため涙腺を緩めて涙を流し、副交感神経を刺激するのは自律神経バランスを整えるのによいと考えられます。
それ以外にも、自律神経を整えるのに効果的なのが運動です。体を動かし汗をかくことで、ストレスも発散できるし代謝が上がって筋肉や肺活量が鍛えられ、内臓機能向上にもつながるからです。
中でも、呼吸法を行いながら体を動かすピラティスは、自律神経の乱れを改善するのによいエクササイズだとされています。
体の深層部の筋肉、インナーマッスルが強化されるので背骨や骨盤の歪みが正され、それに伴い内臓も正しい位置へと戻されます。
内臓機能も活性化するので自律神経のバランスも良くなるとされています。またピラティスの胸式呼吸により、脳や身体にたっぷり酸素が取り込まれるため、エクササイズ後は頭がクリアになって爽快な気分になると言われています。
手軽に誰でも始められるエクササイズなので、トライしてみましょう。

(まとめ)涙腺と自律神経にはどのような関係があるの?

1.自律神経のうち、副交感神経が優位になると涙腺が緩んで涙が出やすくなります

自律神経の副交感神経が優位になると涙腺が刺激されて緩み、涙が出やすい状態になり、逆に交感神経が優位になると涙が出にくくなります。
乱れやすい自律神経を整えるには、涙腺を刺激して涙を流すのもよい方法だと考えられています。

2.交感神経が優位になると、血管収縮が起こり涙腺が閉じて涙が出にくくなります

自律神経の中でも、涙腺が刺激されて涙が流れるのは副交感神経が優位になっている場合です。心身がリラックスして血管が広がることで涙腺も緩み、涙が出やすくなります。
一方で交感神経が優位になると血管が収縮するので、涙が出にくくなります。

3.涙腺の刺激により涙を流すことは、自律神経を整えるのに役立つとされています

自律神経は、ストレスや睡眠不足などでも乱れやすく体調不良の原因にもなります。
涙腺を刺激して涙を流すと、副交感神経が優位になり心身がリラックスしてストレス緩和にもつながります。

4.自律神経を整えるのは、ピラティスも有効的だとされています

自律神経のバランスが崩れると、心身に不調が起こりやすくなります。
自律神経を整えるには、涙腺を刺激する以外にも呼吸しながら体を動かすピラティスなどのエクササイズもよいとされています。

 

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