ピラティスをする女性

【保存版】ピラティスとヨガの違いとは?成り立ちやダイエット効果の違いを解説!

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姿勢改善、ダイエット、ストレス解消など、こころと身体のコンディショニングのためのエクササイズとして、人気の高いピラティスとヨガ。
「ピラティスとヨガって何が違うの?」「どちらが自分に合っているだろう?」とお悩みではありませんか?
本記事では、ピラティスとヨガの成り立ち、動きの特徴、効果の違いについて解説します。
ピラティスとヨガのどちらに取り組むのか、参考にしてくださいね!

ピラティスとヨガの共通点とは?

ピラティスとヨガは、エクササイズ内容や効果など、似ている部分がたくさんあります。
ピラティスとヨガの共通点は、以下の通りです。

  • 深い呼吸をおこなうことで頭がクリアになり、精神的にリラックスできる
  • 身体のゆがみを整え、姿勢を改善する
  • 筋力と柔軟性をあげて、心身を強化する
  • ストレス解消やリラックス効果

ピラティスとヨガの違いは?

ピラティスとヨガの違いを説明した、早見表です。
この記事では、それぞれの項目について解説していきます。

ピラティスとヨガの成り立ちの違いとは?

ピラティスとヨガは、マットの上で身体を伸ばすような動きが似ているため、違いがわかりにくいと言う方は少なくありませんが、その理由はピラティスの成り立ちにあります。
この章では、ピラティスとヨガの成り立ちの違いを解説していきます。

精神の修行法として生まれたヨガ


ヨガの起源はインダス文明の時代。インドで宗教的思想に基づいた修行法として用いられたことが、ヨガの始まりだとされています。ヨガは元々は身体の健康法としてではなく、精神の安定を重視していました。そのため、心の病のケアにも効果的だと考えられています。
ヨガがアメリカで広まってからは宗教的思想は弱まり、健康法のひとつとして、心を鍛え身体の柔軟性を高めるために多くの方が実践するようになりました。ただ、自分自身と向き合う精神的な面を大切にする根本的なところは変わっていません。

リハビリとして生まれたピラティス

一方ピラティスは、ドイツ人の従軍看護師ジョセフ・ピラティスが戦争で傷を負った兵士のリハビリを目的に開発したエクササイズです。ベッドに寝たままでも行え、主に肩甲骨周りの筋肉やインナーマッスルの強化を重視していました。身体機能の向上、ケガの予防にも効果的とされています。ピラティスは、1926年にジョセフ・ピラティスがアメリカに渡った後に広まり、怪我から回復するための筋力強化や姿勢の改善、身体のラインを整えるなどの働きを持つエクササイズとして、ダンサーやアスリートの間で人気が出るようになりました。

ピラティスとヨガの呼吸法の違い

ピラティスとヨガの大きな違いのひとつに、「呼吸法」があります。この章では、呼吸法の違いについて、やり方や働きを交えて解説します。

ヨガの呼吸法は腹式呼吸:リラックス効果を高める

ヨガの呼吸法は腹式呼吸です。
腹式呼吸は、その名の通りお腹をふくらませて行う呼吸で、吸うときには横隔膜を下げるイメージで腹を膨らませ、吐くときは、お腹をへこませていきます。ヨガの腹式呼吸では、鼻から吸い、鼻もしくは口から吐くことが多いようです。
意識を呼吸に集中させ、深くゆっくり腹式呼吸をおこなうことで、休息時に活発化する副交感神経を優位にする作用があり、リラックス効果を得られます。

ピラティスの呼吸法は胸式呼吸:脳が活性化してエネルギッシュに

ピラティスでは、胸式呼吸をおこないます。
胸式呼吸は、胸を膨らませておこなう呼吸で、肋骨を前面や背面、横に広げるように深く呼吸します。ピラティスのエクササイズでは、吸うときは鼻から息を吸い、口から息を吐きます。
胸式呼吸は活動時に活発化する交感神経を優位にする働きがあるため、脳が活性化され筋肉も活動的な状態となり、頭も身体もすっきりとして集中力が高まります。

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ピラティスとヨガのエクササイズの違い

似ているように見えて、実は違うピラティスとヨガのエクササイズの違いについて、解説します。

ヨガのエクササイズ

日本のヨガのほとんどを占めるハタ・ヨガ(ヨガの流派の人ひとつ)では、身体をストレッチするようなポーズで数秒間キープし、深い呼吸をしながらポーズを深めていきます。ヨガの動きでは、関節の可動域を広げ、筋肉の柔軟性を高めるポーズや、体幹・肩関節周辺のインナーマッスルを強化していくポーズが主に使用されます。

ヨガのグループレッスンでは、初めに基本的なポーズを繰り返しとることで身体をあたためてから、バランス感覚を高める難易度の高いポーズや、逆立ちなどに挑戦することもあります。

レッスンの最後には、寝転んで瞑想をする時間も設けられ、自身の心・身体と向き合うのにおすすめです。

ピラティスのエクササイズ


ピラティスは、流れるように動き続けていくのが特徴です。胸式呼吸を使い、背骨や関節の流動性を高めるエクササイズを中心に行っていきます。ピラティスでは、筋肉の可動域や柔軟性よりも、「動きの質」を重視するため、骨や筋肉の調整のための正しいポジションを重視します。マットの上で寝転んで行うエクササイズが多いため、運動不足の方や高齢者の方も安心して取り組むことができるのが、ピラティスの最大のメリットです。

ピラティスでは、微細な動きに「集中」することで、脳と末端を繋ぐ神経が活性化され、普段使われていない脳の部位を刺激する効果が期待されるため、仕事やスポーツのパフォーマンスアップの効果も期待できます。

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ピラティスとヨガで使用するマットと備品の違い

この章では、ピラティスとヨガで使用するマットなどの器具の違いをご紹介します。

ヨガでは薄くて滑りにくいヨガマットを使う

ヨガはポーズをとり、そのままキープすることが多いので、滑りにくく、静止したままバランスがとりやすいよう、薄めのヨガ・マットが使用されています。
マットの他には、ヨガベルトと呼ばれる布製のベルトや、ヨガブロックと呼ばれる軽いブロックで、ポーズのサポートをすることもあります。

ピラティスでは厚みのあるマットで背骨を守る

ピラティスは寝転ぶ、横向きになるなどの動きが多いので、骨が硬い床に当たり痛くならないよう、ヨガよりもクッション性の高く、厚みのあるピラティス・マットが使用されています。セラバンドと呼ばれるゴムのバンドや、マジックサークル、バランスクッションなどの専用プロップスが使われることもあります。

また、ピラティスでは、専用のマシンを使用することもあります。ベッドのようなキャデラックや、スプリングで負荷の調整ができるリフォーマー、椅子のような形状のワンダ・チェアなどを使い、動きのサポートを行います。

ピラティスとヨガの効果の違い

ヨガの効果

ヨガの呼吸とポーズによりリラックス感が高まり、精神の安定にも効果(1)があるとされています。元々は悟りを開くための瞑想がルーツであるため、ヨガは精神統一を行うために効果的な方法だと考えられています。また、ヨガのポーズには、高いストレッチ効果もあると言われています。普段の生活では使わない筋肉が刺激され筋肉が柔軟になることで、血流が促進されて老廃物が排出されるデトックス効果も期待できます。

ピラティスの効果

ピラティスのエクササイズはや呼吸方法はインナーマッスルを刺激し、とくに胴体部分の体幹を鍛える効果が期待されます。インナーマッスルとは身体の奥深い部分にある筋肉で、通常の筋力トレーニングでは鍛えることが難しい箇所です。インナーマッスルを強化することで、背骨や骨盤を正しい位置へと導く効果があるとされています。身体を内側から支えられる強い体幹が作られ、姿勢や骨格の歪み改善に効果(2)が期待できます。

ダイエットにオススメなのはどっち?

ダイエット目的で行う場合他の有酸素運動などと比べると、脂肪燃焼効果は低いため、本格的なダイエットには向きにくいかもしれません。ただ、ピラティスとヨガはどちらも身体への負荷が高くないため、運動に慣れていない方におすすめです。
ピラティス・ヨガ共に、基礎代謝を上げる働きがあるため、痩せやすい体質に少しずつ変化していく効果が期待できるほか、食事制限などで乱れやすい自律神経バランスを整える働きがあるため、ダイエット中のメンタルケアにも適しています。ダイエットだけでなく、姿勢が悪い、肩こりや腰痛が酷いなどの悩みを解消したい方はピラティス、精神面の安定を重視するならヨガを選ぶのがおすすめではありますが、どちらも継続しないことには効果は現れません。

ピラティスとヨガを体験し、自分に合っているかをチェックするのがオススメです!

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【まとめ】

このようにヨガとピラティスには共通点はあるものの、本質に違いがあります。

心が疲弊しがちな方や自然治癒効果を高めたい方にはリラックス効果があるヨガがおすすめです。
姿勢の改善や身体能力のアップを目指す方には体幹を鍛えられるピラティスがおすすめです。
どちらが向いているかは、実際に体験し確かめてみるのがいいでしょう!

 

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