2025.07.03
好奇心が高い状態=ウェルビーイング?
好奇心が高い状態とは、いつも新しい情報に反応してワクワクしている状態、幼児や子供のときがそうですね。つまりはウェルビーイングに近いのではないか?
好奇心が高まっているとは、脳が新しい情報に敏感になっているということです。脳が新しい情報に敏感になっているとき、体の状態もそれに呼応して変化しています。
主な変化は以下の通りです:
1. 内受容感覚(インターセプション)の活性化
脳は身体内部の状態(心拍、呼吸、内臓の感覚など)を絶えずモニターしており、特に前部島皮質(anterior insula)がその中心的役割を果たしています。
これは「今、何かが起きそうだ」と察知するための身体準備状態を作り出します。
2. 自律神経系の調整
注意や好奇心が高まると、交感神経と副交感神経のバランスが変化し、覚醒度(アラートネス)が高まる傾向があります。これにより心拍数や皮膚電位が微細に上昇します。
3. 炎症応答の制御
最近の研究では、脳と体の間に存在する回路が炎症反応を監視し、情報処理に最適な身体状態(免疫・代謝)を維持する働きをしていることが明らかになっています。
4.感覚統合の強化
高感受性の脳は他者や環境からの感覚入力を強く受け取り、身体反応も繊細になります。特に親しい人とのやりとりでは、身体的共鳴反応が生じやすくなります。
つまり、脳が新しい情報に敏感なとき、体は「気づき」「学習」「適応」に最適化された動的な状態になっているのです。