13|海を知る
波のまにまに、地域おこし
波のまにまに、地域おこし
14|体力がほしい

福島県・いわき市で暮らす野村史絵波さん。東京、奈良での暮らしを経て地元でもあるこの地に戻ってきたのは、2023年のことです。海からほど近い古民家で夫、そして1歳の子どもと暮らしながら、地域おこし協力隊として故郷と未来を繋ぐお仕事をしています。
連載「波のまにまに、地域おこし」では、そんな史絵波さんが好奇心を源に海、街、人を紡いでいく様子をお届けします(たまに日常の便りも)。第14回目は、体力との向き合い方について。

ここのところ、自分の体力のなさをどうしたらよいものか、ということばかり考えています。子育て中の知り合いに聞いてまわっていると、ある人は「体力は自ずとついてくる」。
ある人は「二人目が生まれたことで麻痺したようについてきた」。ある人は「運動している」とのこと。産後に起こる体の変化、30代という年齢による変化、そして日々進化を続ける娘との暮らしの変化。
仕事と子育ての両立が始まって1年半とちょっと。どうやらここでなにかをアップデートしなければならない予感がしてきました。
自宅で仕事をしているわたしは、仕事に充てられる時間というと平均で5時間ほど。娘が保育園に行っている6時間のうち、お昼ごはん休憩をのぞいた時間です。
ですが、前日に片付けきれなかった家事やら、仕事スペースの整頓やらをしていると少しずつ時間が溶けてなくなって、体力までも消耗してしまうのをどうにかしたい。
運動を習慣化させたらよいのだろうかと、近所の保育園に通う娘の送り迎えを、散歩がてら歩くことにしてみました。
この、ちょっとずつ身についてくるであろう「体力」を待っている感覚と、体力がついたことを実感するまでの期間の、なんともどかしいこと。
1日の体力をゼロどころかマイナスまで消費して、夜娘を寝かしつけようもんなら朝まで一緒にぐっすり寝てしまう。なんとびっくり10時間熟睡。翌朝キッチンで前日の食器を見つけては凹んでいます。

というわけで、今ここに個人的アップデートを宣言します。「諦め」ます。1日を全力で過ごしたなら、やり残したことは翌日にまわしてもいいことにします。
しわ寄せがきたら、そのときに一番手っ取り早くしわを伸ばす方法を考えます。10時間寝てもいいことにします。動いた分の回復時間です。お日様が登ったら起きて、沈んだら寝るという原始的な生活を受け入れます。
雨が降ったらもはや仕事を休むことにします。気圧によって頭痛がしていたら仕事でも良いパフォーマンスなんてできないですし。晴耕雨読ですね(在宅ワークですが)。
家族が元気で、明日のご飯とオムツに困っていなければすべてよし、ということにします。お気づきですか、やけくそです。
こうして言葉にすると、なんだか本当に諦めがついてきました。世の中の親は、きっといろんなことを諦めているのかもと想像します。諦めずに1日をやり遂げて積み上げている人もいるんでしょうね。すごい。
さて、こちらの気持ちは整理できました、あとは体力がついてくることを祈ります。


