コップ一杯のコーヒー

【脂肪燃焼】有酸素運動の前にはカフェインをとるべき?

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有酸素運動の前にカフェインを摂取すると脂肪の燃焼が促進されやすいといえます

有酸素運動の前にカフェインを摂取すると脂肪の燃焼が促進されやすいといえます
有酸素運動は脂肪の燃焼が期待できる運動とされています。有酸素運動には、ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど長い時間続けることのできる運動があげられるでしょう。
運動をするときにはまず体内でエネルギー物質を作り出してから、そのエネルギーを消費して運動ができるようになるとされます。有酸素運動のように長時間行う運動では、体内の脂肪を酸素を使って燃焼することでエネルギーが作り出されるといわれています。
カフェインには有酸素運動時のエネルギー消費等をサポートする働きがあるといえるでしょう。

カフェインを摂取すると運動時に脂肪が燃焼されやすくなるといわれています

運動をするときには 「アデノシン三リン酸(ATP)」を作り出し、エネルギーとして使います。筋力トレーニングのように短い時間に強度の高い運動をする「無酸素運動」では、すぐATPを作り出せる体内のグリコーゲン(糖)を使ってエネルギーを生成するとされています。
そのため無酸素運動ではグリコーゲンがなくなるまで、短時間しか運動できないといえるでしょう。有酸素運動は無酸素運動とはエネルギー生成方法が異なる運動方法といえます。

有酸素運動の特徴

有酸素運動は無酸素運動より負荷の低い運動で、長時間運動を続けるために体脂肪を酸素を用いて燃やしてエネルギーを作り出すという特徴があります。有酸素運動はエネルギーとなる脂肪を燃やすため、多くの酸素を体内に取り入れる運動といえるでしょう。
脂肪を燃焼することにより有酸素運動はダイエットや生活習慣病予防に役立ち、呼吸循環器系の機能向上も期待できる運動といわれています。

カフェインによる影響

カフェインが多く含まれているコーヒーを飲んだ後に運動を行うと、コーヒーを飲まずに運動したときよりも多くのエネルギーが消費されるという実験結果が出ています。そして運動後にもエネルギー消費量が高い状態が維持されるため、それによって中性脂肪の分解が進むことも調べられました。
運動する1時間ほど前にコーヒーを飲むと、脂肪燃焼効果の促進が期待できるでしょう。

カフェインには運動に役立つなどのメリットがあるとされています

カフェインには運動に役立つなどのメリットがあるとされています
有酸素運動の負荷が軽すぎると消費エネルギーが少なくなるため、脂肪が燃焼されにくくなるといえます。有酸素運動の効果を高めるためには、ずっと低強度の運動を行うより中強度の運動を取り入れる必要があるでしょう。
カフェインの摂取が運動効率を上げる場合もあるとされているため、運動にそのメリットを活かすこともポイントになるといえます。

疲れを感じにくくなる

人間は脳内の「アデノシン」と「アデノシン受容体」が接すると疲れを感じるといわれています。カフェインは脳内でアデノシン受容体と結びつくため、コーヒーを飲んだ後などには疲れを感じにくくなるといえるでしょう。
運動の疲れが感じにくいため、普段よりも運動時の持久力アップが期待できます。

血流の増加

カフェインには強心作用があり、血流の増加が期待できるといわれています。運動前にカフェインを摂取すると血液の流れがよくなるため、運動したときに筋肉に溜まるといわれる乳酸を循環させやすくするなど、疲労からの回復を早めることにつながるでしょう。
循環器系の機能が向上すると酸素を多く取り込むことも可能になるため、運動効率のアップも期待できます。

瞬発力の向上

カフェインには、「筋小胞体」からカルシウムイオンを取り出す機能を高める働きがあるとされています。カフェインの働きによってカルシウムイオンが取り出されると、同時に筋肉が収縮されるため、通常よりも筋肉の動きが強くなってより早く強い動きが可能になるでしょう。

カフェインの摂り過ぎには注意が必要です

カフェインにより運動時に様々なメリットを得ることができるといわれています。ただし普段から摂取しすぎていると、身体に耐性がついてしまいカフェインの働きが悪くなることがあるでしょう。
ただし、カフェインの効果を出したいからとカフェインを摂取し過ぎると、カフェイン中毒になる場合もあるとされています。

過剰摂取による中毒症状

カフェインを一度に大量に摂取すると急性中毒になります。コーヒーやお茶数杯程度ではそれほど心配はないですが、1日にエナジードリンクなどのカフェイン含有量の多い飲み物を何本も飲んでしまうと中毒症状が出る場合があるため注意が必要です。
急性中毒になると震え、悪心、嘔吐、頻脈などの症状が現れるでしょう。更に重症化すると高血糖、低血圧、低カリウム血症、不整脈、意識障害が生じる恐れがあります。
また、普段からコーヒーを飲んでいて「コーヒーを飲まないと不調を感じる」などの症状がでるときには、カフェイン依存症の場合があります。心配なときにはしばらくカフェインを控えるようにしましょう。

カフェインを多く含む食品

カフェインはサプリや食品から摂取することができます。特にカフェインを多く含む食品はお茶やコーヒーなどといわれています。
カフェインは運動する30分前に200mg程度の量を摂取することを目安にするといいでしょう。例えばコーヒーでは240mlに約200mgのカフェインが含まれるため、運動前にはコーヒー1杯が適量といえます。
カフェインを多く含む飲み物はほかにお茶類、ココア、コーラ飲料、エナジードリンクなどがあり、食品にはチョコレートや眠気抑制用のガムなどがあります。普段から常に口にしていると過剰摂取になる場合もあるので気をつけましょう。

有酸素運動で脂肪の燃焼を促進するほかの成分も活用できます

有酸素運動で脂肪の燃焼を促進するほかの成分も活用できます
健康や美容のために有酸素運動で脂肪を燃焼させるためには、 カフェイン以外にも効率が上がる成分があるといわれています。脂肪の燃焼をアップさせる成分には、アルギニンやL-カルニチンなどがあります。
有酸素運動をする時にこれらの成分を積極的に摂取することで脂肪の燃焼を促進することが期待できるでしょう。

アルギニン

アミノ酸の1種でもあるアルギニンは、成長ホルモンの分泌を促進するなど、身体のなかで様々な働きをするといわれています。また、アルギニンは血管を拡張させる効果がある一酸化窒素(NO)を合成する原料になるとされています。
そのためアルギニンは血流の増加に役立ち、酸素や脂肪酸の運搬機能が向上することから有酸素運動時の脂肪燃焼効果の促進が期待できるでしょう。

L-カルニチン

体内で糖や脂肪を燃やすときには、筋肉の内部にあるミトコンドリアの内部で燃やされるといわれています。ただし脂肪だけではミトコンドリアの内部まで入ることができないため、脂肪を運ぶことができるL-カルニチンが必要になると考えられています。
L-カルニチンを摂取することで、有酸素運動時に脂肪を効率よくミトコンドリア内に運ぶことが可能になり、脂肪燃焼効果のアップにつながるでしょう。

(まとめ)有酸素運動の前にはカフェインをとるべき?

1.有酸素運動の前にカフェインを摂取すると脂肪の燃焼が促進されやすいといえます

有酸素運動はウォーキングやサイクリングなど長い時間続けることができる運動のことといわれています。運動をするときには体内でエネルギー物質を作り出し、それを消費して運動します。
カフェインはそのエネルギー消費等のサポートをするといえるでしょう。

2.カフェインを摂取すると運動時に脂肪が燃焼されやすくなるといわれています

有酸素運動は、長時間運動を続けるために体内の脂肪を燃やしてエネルギーにするという特徴があります。運動前にカフェインを摂取するとより脂肪が燃焼されやすくなるといわれています。

3.カフェインには運動に役立つなどのメリットがあるとされています

カフェインには運動の効率をアップさせるための様々な働きがあるとされています。運動時の疲れが感じにくくなる、疲労から回復しやすくなる、瞬発力がアップするなど、運動時の機能向上が期待できるでしょう。

4.カフェインの摂り過ぎには注意が必要です

カフェインは摂取しすぎるとその効果が徐々に効かなくなる場合があるとされています。ただし、過剰に摂取すると依存症になる恐れがあり、一度に大量摂取すると急性中毒症状が出る場合もあるため摂取量には注意が必要です。

5.有酸素運動で脂肪の燃焼を促進するほかの成分も活用できます
有酸素運動時に脂肪をより多く燃焼させるためには、カフェイン以外にアルギニン

やL-カルニチンなども適しているといわれます。血流の増加を促すアルギニンや脂肪を運ぶL-カルニチンなどを摂取すると、より脂肪燃焼効果が期待できるでしょう。

 

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