ベッドに横たわる女性

睡眠時に無呼吸にとなると自律神経にどう影響するの?

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睡眠時の無呼吸は自律神経のバランスを崩し、体調不良や病気を招くリスクを高めると言われています

睡眠中は、自律神経の中でも通常は副交感神経が優位になり、脳や心身が休まります。
しかし寝ている間に、呼吸が繰り返し止まり無呼吸になると、脳が覚醒して心臓にも負荷がかかるのです。
交感神経が優位になってしまうので、自律神経のバランスが崩れてしまいます。その結果、高血圧や不整脈、脳卒中などの疾患が起こるリスクも高まるでしょう。
睡眠時に無呼吸は、肥満が要因ともされているので、生活を見直し、ピラティスなどを取り入れることで改善を目指せると言われています。

睡眠時に無呼吸になると交感神経が優位になり続けてしまいます

眠っている間に、知らないうちに呼吸が止まる無呼吸を繰り返すのが、睡眠時無呼吸症候群です。
そして自律神経というのは内臓器官がうまく機能するように、調整する働きを担っています。
自律神経は、昼の活動時に優位になる交感神経と、夜の休息時に優位になる副交感神経の2つからなります。2つの神経がバランスをとりながら、体の健康を維持しているのです。
通常であれば、睡眠時は通常交感神経から副交感神経へと切り替わります。副交感神経が優位になって、血管が拡張して血圧が下がり、心拍数も減って、体がリラックスした状態になるのです。
しかし睡眠時に無呼吸になることで酸素が不足し、もっと酸素を取り込むために脳が覚醒します。さらに血圧が上がり、血管を収縮させて心拍数が増え心臓への負担も重くなります。
結局、寝ていても脳も体も休まらず、睡眠の質が落ちます。睡眠中も、無呼吸が繰り返されることで逆に交感神経が優位になってしまうので、自律神経のバランスが崩れてしまうというわけです。

睡眠時の無呼吸は体にさまざまな悪影響を及ぼします

睡眠時の無呼吸により、自律神経のバランスを乱れると体の健康被害のリスクが高まると考えられています。
絶えず心臓に負荷がかかっているので不整脈が起こる可能性があります。
睡眠時は通常副交感神経の作用で血圧が下がりますが、交感神経が優位になると血圧が上がり続けるので、高血圧になりやすい傾向にあります。酸素不足で脳への血流不良を起こすため、脳梗塞など脳の疾患を招くリスクも高まるとされているのです。
また日常生活においても睡眠の質の低下により、疲労が蓄積して体がだるかったり、昼間でも眠気に襲われたりするといった症状が出ることもあります。
睡眠時に頻回に脳が覚醒しているため脳も疲れが取れず、やる気が出ない、集中力が低下するといった状態に陥り、作業効率が悪くなったり、交通事故を起こしたりする要因になるとも言われています。
ほかにも睡眠中も交感神経が優位になることで尿が作られやすくなり、また心臓への負荷が重くなることにより利尿ホルモンの分泌も増えるため、夜間の頻尿にも悩まされる場合もあるのです。

睡眠時無呼吸を改善する方法があります

睡眠時に無呼吸になるのは、肥満や口呼吸の習慣化、過度な飲酒や扁桃腺の肥大や下顎が小さいこと大などが原因とされています。
改善するためには、鼻炎での鼻づまりによる口呼吸、扁桃腺や下顎の問題は耳鼻咽喉科や審美歯科などで適切な治療を受けられることが望ましいでしょう。
日常生活ではアルコールを控えたり、適度な運動を取り入れたりして肥満を解消することなどが大事になってきます。適度な運動の中でもでも、ピラティスは体への負担も軽く年齢に関係なく、そして運動が苦手な方でも始めやすいと言えます。
ピラティスは、胸式呼吸を繰り返しながら、体を動かしてさまざまなポーズをとるエクササイズです。酸素をたっぷり取り込みながら、体を動かすことで血流が良くなり、代謝が上がって脂肪燃焼が促される効果が期待できます。
また鼻から酸素をしっかり取り込み、口から吐き切るという鼻呼吸を習慣化させることは、睡眠時無呼吸の改善にもつながると言われています。

(まとめ)睡眠時に無呼吸にとなると自律神経にどう影響するの?

1.睡眠時の無呼吸は自律神経のバランスを崩し、体調不良や病気を招くリスクを高めると言われています

寝ている最中に、無意識のうちに呼吸が何度も止まってしまうと、自律神経はバランスを崩し、昼間優位になる交感神経が興奮状態になります。
脳が覚醒するため休まらず、疲弊してさまざまな命の関わる疾患を発症する場合もあるのです。

2.睡眠時に無呼吸になると交感神経が優位になり続けてしまいます

睡眠中は自律神経のうち、副交感神経が優位になって脳や体が休まります。
しかし無呼吸になることで交感神経が優位になり、脳や心臓は働き続けることで疲弊し、自律神経のバランスが乱れる原因となるのです。

3.睡眠時の無呼吸は体にさまざまな悪影響を及ぼします

睡眠時の無呼吸により、自律神経が不調になると心臓に負荷がかかり、血圧も上昇し、脳が酸素不足に合ってさまざまな疾患を招くリスクがあります。
さらに睡眠不足による昼間の眠気や倦怠感、集中力の低下などの体調不良を感じやすくなるとも言われています。

4.睡眠時無呼吸を改善する方法があります

睡眠時の無呼吸は、扁桃腺の肥大や鼻づまりによる気道閉塞など原因によっては専門の医療機関などで治療を受けた方がよいケースもあります。
肥満が原因なら生活習慣を見直し、ピラティスなどのエクササイズを取り入れることも効果的だとされています。

 

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