仰向けになり目を瞑る女性

ヨガの呼吸法を練習するとどんな効果が得られるの?

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ヨガの呼吸法を練習すると、自律神経を整えられるといわれています

「ヨガ」は呼吸とポーズ(アーサナ)に重点をおきながら、筋肉を強化する身体技法のことです。
ですから、ヨガにおいて呼吸法というものは、ポーズと同じくらい重要な意味を持っています。
ヨガの呼吸法では“腹式呼吸”と“胸式呼吸”がメインになります。
この二つをコントロールすることで、自律神経のバランスを整えることが可能になります。
また、呼吸をする時にインナーマッスルを活動させるため、筋肉を強化することができるともいわれています。
さらに、新陳代謝の向上による免疫力の向上をも期待できるとされています。
私たちを心身ともに安定させてくれるヨガは、今大変注目を浴びている存在なのです。

ヨガの呼吸法には深い呼吸の「腹式呼吸」、浅い呼吸の「胸式呼吸」などがあります

呼吸の仕方には数種類あり、ヨガの呼吸法ではそれらを全て合わせ「完全呼吸法」として知られています。
ヨガで取り入れられているのは、胸式呼吸、腹式呼吸、肩呼吸の三つの呼吸法に加え、クンバカと呼ばれる呼吸を止める動作です。
ここではヨガでメインとなる「腹式呼吸」「胸式呼吸」の違いについてご説明していきたいと思います。

胸式呼吸とは

胸式呼吸は私たちが普段意識していない状態で行う呼吸法を指します。
主に女性に多いと言われており、一度の呼吸で多くの酸素を体内に取り入れることが可能です。
肋骨の間にある筋肉を伸縮させる動作により肺を広げ、胸部を膨らませるのがこの呼吸法の特長です。
立った状態、座った状態の時に胸に手を置いて確かめてみると分かると思いますが、呼吸をする度に胸部が膨らんだりへこんだりしています。

腹式呼吸とは

日常生活でも男性は腹式呼吸をしている人が多いと言われています。
胸式呼吸では肺や胸部を動かすことによって空気を取り入れますが、腹式呼吸では横隔膜を上下に動かすことで腹部を膨らませます。
仰向けに寝転がった状態で鼻から息を吸い込むと、腹式呼吸になりやすいでしょう。
一般的に、胸式呼吸は「浅い呼吸」と言われ、腹式呼吸は「深い呼吸」と言われます。

胸式呼吸は交感神経を刺激し、腹式呼吸は副交感神経を優位にするといわれています

胸式呼吸には胸式呼吸の、腹式呼吸には腹式呼吸のメリットがあります。
例えば、胸式呼吸には交感神経を刺激し脳を活性化させる働きがあるといわれています。
これから活動するという時に有効となる呼吸法です。
また、胸式呼吸は横隔膜が刺激されるため、身体を支えている脊椎や骨盤を正常な位置に戻す働きをしてくれます。
この働きにより身体の深部にある筋肉=インナーマッスルが強化される、というのが最大のメリットともいえます。
一方、腹式呼吸は副交感神経を優位にするといわれており、繰り返して行えば心身ともにリラックス効果が期待できます。
つまり、腹式呼吸はこれから身体を休めたいという時に有効となる呼吸法です。

ヨガの呼吸法「カパーラバーティ」の練習をしてみましょう

「カパーラバーティ呼吸法」は、別名“頭蓋骨を輝かせる呼吸法”とも呼ばれています。
その名称通り、この呼吸法には頭をスッキリとさせ、浄化作用を持っているといわれており、ヨガの初心者でも取り組みやすい呼吸法です。
実際に練習するためのポイントをご紹介したいと思います。

  1. 背筋を真っ直ぐ伸ばし座ります。
    あぐらをかくとよいでしょう。
  2. 目と口を閉じ、数回自然な呼吸を行います。
  3. 鼻から深く息を吸い、お腹を膨らませます。
    この時、空気が自然と肺からお腹の方に入ってくるようにします。
  4. 鼻から素早く息を吐きます。
    腹筋を強く収縮させるように意識しましょう。
  5. 吸気に任せて再度鼻から息を吸い、肺からお腹へ空気を送り込みます。
  6. この呼吸を10回程度繰り返します。

初心者の方は、まずこの一連の動作を3回くらいから始めてください。
体調が悪くなった時は無理をせず、一旦休んでから再開するようにしましょう。

(まとめ)ヨガの呼吸法を練習するとどんな効果が得られるの?

1.ヨガの呼吸法を練習すると、自律神経を整えられるといわれています

ヨガの呼吸法には、自律神経のバランスを整えてくれる、心の安定が期待できます。
また、ヨガの呼吸法にはインナーマッスルに働きかける作用があるといわれています。
筋肉を強化する効果を、つまり体の安定も期待できる身体技法なのです。

2.ヨガの呼吸法には深い呼吸の「腹式呼吸」、浅い呼吸の「胸式呼吸」などがあります

ヨガの呼吸法「完全呼吸法」として知られているのは、代表的なものが腹式呼吸と胸式呼吸です。
腹式呼吸は胸部を動かさず腹部を膨らませる呼吸のことをいい、胸式呼吸は肋間筋を動かすことにより胸部を膨らませる呼吸のことをいいます。

3.胸式呼吸は交感神経を刺激し、腹式呼吸は副交感神経を優位にするといわれています

胸式呼吸には交感神経を刺激し心身ともに活動的になる効果が期待でき、腹式呼吸には副交感神経を優位にするリラックス効果が期待できます。
また、胸式呼吸ではインナーマッスルの強化といった効果があるといわれています。

4.ヨガの呼吸法「カパーラバーティ」の練習をしてみましょう

「カパーラバーティ呼吸法」は、頭をスッキリさせ、浄化する効果が期待されています。
背筋を真っ直ぐ伸ばした状態で行うこと、息を吸う時は自然に任せること、息を吐く時は腹筋に力を入れることなどに意識を置いて練習してみましょう。

 

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