腰に手を当てる女性

ヨガは空腹時に行ったほうが効果があるの?

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ヨガは空腹時に行うほうが筋肉を多く使うことができるため効果的です


ヨガを行うと、筋肉を多く使います。
そのため、筋肉で血液を必要としますが、満腹状態でヨガを行うと筋肉で必要としている血液が内臓へ奪われてしまい、ヨガによる効果を十分に得られない可能性があります。
また、ヨガの後はとてもお腹がすくものですが、これも要注意です。
レッスン後は内臓の動きも活発化しているので、すぐに食事をすると消化吸収が良くなり、太りやすくなってしまう危険性があります。
ヨガの前後2時間ずつは、できるだけ食事は避けるようにしましょう。

食後は内臓に血液が集まります

食事をすると、食べ物はまず胃の中に入ります。
胃では蠕動運動を行って、胃に入った食べ物をかくはんします。
胃の中に食べ物がとどまる時間は、ごはんなどの炭水化物で1時間前後、ステーキなどのお肉では3時間前後です。
その間、胃は蠕動運動を続けているのです。
胃や腸も、骨格筋とは少々作りはことなりますが、平滑筋という筋肉でできています。
そのため、食後に蠕動運動をしている間は多くの血液を必要とします。
小学生の頃に、給食後の体育の授業でお腹が痛くなったという経験をしたことがある人もいるでしょう。
これは、内臓でも血液を必要としているのに、運動によって骨格筋に血液を奪われることによって起こるものと言われています。
食後すぐに運動をすることは、内臓にも負担を掛けることになるのです。
これはヨガでも共通しています。
ヨガは、静止しているポーズが多いのですが、そのポーズを保持している中で多くの筋肉を使っています。
特に胴体、筋肉量の多い体幹筋や脚の筋肉の活動を必要とするポーズが多いのです。
そのため、食後すぐにヨガを行うと、体幹筋や脚の筋肉へ十分な血液を送ることができず、ポーズを保持するための筋肉が十分に活動することが難しくなるようです。
また、胃が活発に動いている状態で特に腹筋などを引き締めてお腹を圧迫することで、気分が悪くなることがあります。
そのため、食後すぐにヨガを行うことは避けたほうがよいといわれています。
できるだけ空腹の状態でヨガを行ったほうが、筋肉に十分な血液を送ることができるので、胃が活発に動いている時間、食後2時間程度はヨガを行うのは避けたほうがよさそうです。
ヨガを行うのであれば、2時間前には食事を済ませておくほうが良いでしょう。

まったくの空腹状態でも効果が出にくいといわれています

多くの人にとって、まったくの空腹状態とは、朝方と言えるでしょう。
最後の食事から時間があいていて、血液中の糖分の量、血糖値が最も低い時間帯です。
この時間帯にヨガを行うことは効果的なのでしょうか。
筋肉は一般的に、活動する際に糖分をエネルギー源として使用します。
その糖分がかなり少ない状態でヨガを行うと、食後すぐの場合にヨガを行うのとは少々異なりますが、やはり筋肉がエネルギー源を得られない状態になるため、やはり筋肉は活動しづらくなります。
医学的に筋肉が十分に活動するためには、やはり血糖値が比較的高い状態にある時間帯に運動を行うことが大切です。
ではどの時間帯が、血糖値が高い状態にあるのかというと、それが食後1~2時間後と言われています。
筋肉が糖分を吸収するために必要なホルモンであるインスリンの分泌量も多く、血液中の糖分を効率的に吸収、利用することが可能な時間帯であるといえます。
ヨガを行うのであれば、やはり食後2時間程度経過した時間帯が良いといえるでしょう。

内臓の不調時には三角のポーズがおすすめです

内臓を刺激して、内臓の不調時に効果のあるポーズ、それが三角のポーズです。
その方法をご紹介しましょう。
正座の状態から両手を前につきます。
右の脚は、立て膝にしましょう。
左脚は膝を床につけないように大きく後ろに伸ばし、足先はつま先立ちになります。
左手を右足の内側で床につけ、右手は腰に当てましょう。
息を吸いながら腰を伸ばして胸を張ります。
次いで息を吐きながら上体を右側へ捻じります。
次に息を吸うときに右手を天井の方へ伸ばし、首もひねって目線は右指先を見るようにしましょう。
このポーズを30秒~1分程保持します。
正座に戻って休憩したら、反対方向も同様に行いましょう。

(まとめ)ヨガは空腹時に行ったほうが効果があるの?

1.ヨガは空腹時に行うほうが筋肉を多く使うことができるため効果的です

ヨガでは多くの筋肉が活動します。
そんな状態のときに内臓で血液を必要とするような状態を作ると、気分が悪くなったりヨガの効果を十分に得られなかったりする可能性があります。
そのため、できるだけヨガは空腹時に行うようにしましょう。

2.食後は内臓に血液が集まります

食後すぐにヨガを行うと、胃が圧迫されることで気分が悪くなったり、胃に血液を奪われることで筋肉が十分に活動できなくなったりするなど、ヨガの効果を十分に享受できない可能性が高いようです。
ヨガを行うなら、2時間前に食事は済ませておきましょう。

3.まったくの空腹状態でも効果が出にくいといわれています

まったくの空腹状態でヨガを行っても、エネルギー源である糖分が血液中では不足している傾向にあるため、十分に筋力を発揮できない恐れがあります。
やはりヨガを行うのであれば血糖値が比較的高い、食後1~2時間後に行うようにしましょう。

4.内臓の不調時には三角のポーズがおすすめです

三角のポーズは、体幹筋を引き締めつつ、かつ体幹をひねるので、内臓を刺激します。
食後すぐにこのようなポーズをとると内臓が刺激されているため、気分が悪くなることがあります。
できるだけ空腹状態でヨガを行うようにしましょう。

 

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