マインドフルネスと脳

今回は脳とマインドフルネスというテーマで
お話しを進めていきたいと思います。
最近のマインドフルネスの脳の研究は盛んになってきています。
Pub Medという世界最大の医学のデータベースサイトでもここ10年ほどで、
ものすごい勢いでマインドフルネスの研究報告がなされています。
私たちの認知する機能、情動、理解、行動、思考、感覚などは
脳を介しているものとされています。
そして、脳は外肺葉由来です。
外肺葉は皮膚・目・神経などを作る部分から成り立っているものであります。
一体、脳とはどういったものでしょうか?
今回はそんな難しい脳をテーマにとり挙げて
マインドフルネスの関わりについてお話しを進めていきたいと思います。
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マインドフルネスで脳による脳の変化

マインドフルネスを実践し続けることで
どのような変化があるのでしょうか?
最近の研究ではマインドフルネスのトレーニングをしていくと、
脳の前帯状皮質、島・側頭頭頂接合部、前頭前皮質、前頭前野腹内側部・海馬・偏桃体、
内側前頭前皮質、後帯状皮質・島・側頭頭頂接合部に構造的、機能的に変化するという事がわかっています。
これは、マインドフルネスがただ単に主観的なものではなく
客観的に根拠があるという事を示しています。
特に、医療法人和楽会 理事長 貝谷先生によると、
マインドフルネスのトレーニングを進めると偏桃体を
抑制的にコントロールする力がつくとおっしゃっています。
偏桃体という部分は感情が爆発したり、怒ったりする時に活動する部分ですが、
マインドフルネスのトレーニングをするとその怒りの情動を偏桃体で暴走させず、
抑制ができ怒りの感情に気づくことができるようになるという事です。
私のセンターに長く通う方で実際に具体例があります。
その方はセンターに初めて来た時、家庭内は離婚の危機で、
仕事はうまくいかずイライラしていたそうです。
しかし、私たちのセンターに通いながら、自分でも
マインドフルネスをコツコツと真面目に取り組み続けました。
始めの変化は家族との関係性だったそうです。
まず、怒らなくなり家族とコミュニケーションが円滑になりました。
そして、家族が自分の事を認めてくれるようになったそうでまず、
離婚の危機から脱したそうです。
次に仕事の方も心の病気で仕事を外されていたのが
だんだんと仕事が回ってくるようになり、
今では会社からも認められたそうです。
その方は先日のセンターにもいらっしゃいました。
みんなでシェアリングをしている時、
「今とても幸せです」と始めに一言おっしゃっていました。
おそらく彼の脳の中の働きは変化しているのでしょう。
また、脳だけではなく、表情や雰囲気、余裕のある感じなど
初めてお会いしてからの経過を見ると本当に人が変わったような印象を受けます。
マインドフルネスは継続して真面目にコツコツ実践していくと
本当にすごい威力を秘めていると感じました。

痛みの変化

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脳は神経細胞の集まりでもあります。
数年前のジョン・カバット・ジンのワークショップに参加していた
アメリカ人の内科医の先生と個人的に話していた時、
次のようにお話しをされていました。
マインドフルネスのトレーニングをすることは
新しい神経細胞の繋がりを作る事です。
それはつまり、神経伝達方法を変えるという事です。
痛みは脳で感じるといわれています。
マインドフルネスのトレーニングにより新しい伝達の方法に変われば
今まで脳で感じていた痛みも変化していきます。
そしてそれは、痛みの軽減の方向へと変化していくという事でもあります。
実際、ジョン・カバット・ジン著書のマインドフルネスストレス逓減法の中にも
マインドフルネスのボディスキャンを一定期間続けたことにより
痛みが変化していったというデータが出ています。
ヨーガやピラティス瞑想で痛みが軽減するのは間違えではないといえます。
しかし、個人差変化がない人もいますし、
ヨーガやピラティスの誤ったやり方で身体を逆に痛めてしまう方もいるので
十分注意しなければなりません。
また、実際の症例になりますが、私が主催している東京マインドフルネスセンターは
頸椎を痛め手の痺れがずっと取れなかった人の痺れが取れて楽になりました。
また、別の方は慢性的な腰痛で常に腰が痛かったのに
プログラムが終了して帰ろうとしたら
痛みが驚くほど改善してビックリしたという人がいました。
それだけではなくVASという方法で痛みの度合いをプログラム前・後でとっておりますが、
痛みや身体の不調は改善する方向へ変化することが確認されています。

脳が変わると何が変わるのか?

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脳が変わるとどうなるのでしょう?
マインドフルネスをすると確かに脳はいろいろな変化をおこすようです。
しかし、脳を変えるのことが私たちの人生の目的ではないですね。
マインドフルネスは自分の人生をより豊かで安らかで、
楽しいものにしてくれると思います。
よりよい人生を送るため、自分自身の生き方、
落ち着きをどのように手にしていくかを教えてくれます。
結局のところ、マインドフルネスで脳が変わると、
人生もより良い方向へ変化していくのでしょう。
googleやゴールドマン・サックスなどの一流企業が続々導入し、アメリカでは一般市民レベルで大きな飛躍を見せている「マインドフルネス」。
一過性のブームではなく、現代人老若男女問わず必要とされるものとして認知されています。
科学的にもその効果が証明されており、ますます今後広がっていくと考えられます。
BASIピラティスはマインドフルムーブメントにフォーカスしたクラスを行うピラティス専門スタジオです。
BASIピラティス HP:basipilates.jp

<ライター>

長谷川 洋介uid000001_2014011323060468f6bfd0
医療法人和楽会 ヨーガ講師。東京マインドフルネスセンターにて指導。
法政大学卒業。2006年ヨーガを始める。
「マインドフルネスは今を大切に生ききることです。そして、マインドフルネスは生活の中で実践していくことがとても重要です。センターではヨーガやメディテーション等を通じ今に意識を向け、いろいろな気づきを得る練習をします。マインドフルネスを皆さんと一緒に実践し心と体を調えていきましょう。」
(社)ヨーガ療法学会 ヨーガ講師養成講座修了
東洋鍼灸専門学校卒業
鍼灸師(国家資格)
あんまマッサージ指圧師(国家資格)
ジョン・カバットジン博士「MBSRワークショップ」修了
介護予防運動指導員

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