目次
世界中で行われているヨガとは
近年では女性に限らず男性の間でも人気のヨガ。
ホットヨガやアロマヨガなどさまざまなヨガがありますが、ヨガの基本は心と体を苦痛から解放することです。
ポーズと呼吸法を使い、身体を浄化して強くすることで、心の中にあるエゴを越え、ゆるぎない境地を目指すことが目的です。
現在では世界中で普及しているヨガですが、その発祥は4500年前のインダス文明にまで遡ります。
ヨガとはもともと修行の一環だった
ヨガはもともとインドの宗教の中で、修行の一環として行われていたものです。
ヨガを行うことで、心身を鍛えるのが目的です。
現在では体の余分な脂肪や水分を排出できると言われているヨガですが、最初は体を激しく動かさないため、そういった効果が期待できるとは思われていなかったようです。
しかし、体に余計な負担をかけず、しなやかな筋肉や強いメンタルを作ることができるヨガは次第に注目され、現在では世界中で多くの人が実践しています。
ヨガはなぜ世界中に広まったのか?
現在では誰もが気軽に始めることのできるヨガですが、目的や方法を正しく行うことが大切です。
歴史のあるヨガについて知るとともに、正しく実践するようにしましょう。
ヨガとはどこからどのようにやってきた?
ヨガは今から約4500年前のインダス文明から始まり、継承されてきたと言われています。
世界にヨガが広がったのは1600年頃。
1970年頃にアメリカで流行し始めますが、より汗を流せるエアロビクスが流行しています。
しかし、激しく体を動かすエアロビクスはケガをすることも多く、無理をすると体に負担をかけてしまいます。呼吸法とポーズによって心身ともに鍛えられるヨガは、多くの人に受け入れられるようになりました。
1990年にはハリウッドセレブを中心に世界規模でブームになったのです。
ヨガが広まった理由とは?
インドやアメリカの大学などにおいて、ヨガと心身の健康の関係について多く研究が行われてきました。
そこでは、自律神経、免疫力、ホルモンの分泌などの関係が明らかにされています。
呼吸法とポーズによって、自律神経をコントロールし、それが免疫やホルモンの分泌などに影響し心身の状態を調整するのです。
そういった効果が認識されてきたことが、ヨガが広まった理由と考えられます。
またストレスを感じる人が増えてきたことも、ヨガが広まった理由でしょう。
ヨガをすることで、心と体が鍛えられ、ストレスの緩和につながるのです。
ヨガとはスピリチュアルなもの?
ヨガは体を健康にするだけでなく、魂も健康にするものです。ヨガによって心と体を健康にしていることで、少しのストレスにも動じなくなります。
さまざまなことに興味を持つようになり、生活が充実していきます。
心がキレイになることで、他人のことを思いやる余裕も出てくるのです。
心が豊かになり、自分の欲だけで動くことがなくなり、自分の心をコントロールできるようになります。
ヨガによって体が温まる、楽に動かせるようになる、といったことだけが魅力なのではありません。
ストレスの多い生活の中で、呼吸とポーズを行うことで自分を見つめ直し、心も美しくなれるということが、ヨガを始め、続けていく人が多い理由と言えます。
ヨガとは誰でもできるもの?
体が硬くても、運動神経がなくても、運動が苦手な人でも、ヨガには関係ありません。
ヨガは呼吸とポーズを行うもの。そこに運動能力は関係ないのです。
ポーズの中には体が硬くてできないものもあるでしょう。
しかし、できないからといって諦めるのではなく、自分のできるところまで行えばいいのです。
無理をすれば続けることができなくなります。
自分の体がどこまでできるのか、体から伝わってくる声を聞きながら実践していきましょう。
無理をしてポーズが崩れてしまうより、正しい方法でポーズを行う方が大切です。
また、年配の人や体力のない人もできるのがヨガです。
さらに、特別な場所も必要とせず、道具やウェアなどをそろえる必要もありません。
自宅でマット1枚分のスペースがあればできるのもヨガの魅力です。
まずは始めてみることが大切
心と体を健康にしてくれるヨガは、心と体にさまざまな影響を与えてくれます。
しかし、ヨガは自分から始めてみないことには、さまざまな影響を受けることができません。
ヨガをしながら、聞こえてくる心の声や体の声に耳を傾けることが大切です。
ヨガとはどのようなもので、どのような方法で行えばいいかを認識し、正しく行うことで、ヨガによって心と体がキレイになれるのです。
ヨガの精神を知り積極的に取り組む
心と体を鍛錬するものとして行われていたというヨガ。
正しく実践することで、健康で強い精神と体を手に入れることができるでしょう。
そのためには、ヨガの中にある精神を認識し、自分の中に取り入れていくことが必要です。
受け身ではなく、積極的に自分の心や体と向き合ってみましょう。