ピラティスをする人々

ピラティスって有酸素運動なの?

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ピラティスは軽度の負荷を長時間つづける有酸素運動です

軽度の負荷
軽い負荷を長時間かけつづける有酸素運動をつづけると、体は運動に必要なエネルギーを得るために体脂肪を燃焼させ始めます。
これには材料として、酸素が必要不可欠です。
ピラティスを行う場合にも、深く呼吸をして酸素を取り込まなければ、有酸素運動ではなく無酸素運動になってしまうことがあるので注意しましょう。
瞬間的に強い負荷のかかる無酸素運動の場合は、体内の肝臓や筋肉に蓄えられたグリコーゲンがエネルギーとして使われます。
グリコーゲンがエネルギーに変換される際に酸素は必要ありません。
そのためピラティスを浅い呼吸で行うと酸素が不足し、無酸素運動になってしまうのです。
エクササイズ中に息苦しいと感じるようであれば、そのとき体内ではグリコーゲンが使われており、脂肪の燃焼効果は期待できない状態です。

ピラティス有酸素運動にするためには深い呼吸が必要です

日常生活ではふつう、自分が呼吸していることを意識することはありません。
しかしピラティスをはじめとする有酸素運度を行う際には、意図して多くの酸素が取り込めるような呼吸をすることが必要です。
「ウォーキングは歩きながら普通に会話ができる程度のスピードで」と言われているのは、ゆっくりと息を吸って有酸素運動をするためです。
呼吸方法が間違っていると運動に必要な酸素が不足し、頭痛やめまいなどの症状が現れることもあります。
身体中にきちんと酸素がいきわたれば、体も無理なく動き、エクササイズの効果も最大限引き出すことができます。
エクササイズ中は常に息を深く吸って吐くことを忘れないようにしましょう。
ピラティスの深い呼吸は自律神経の乱れを整える効果も期待できます。
エクササイズの後に頭がすっきりとさわやかになるのも、自律神経のバランスが整うためです。

有酸素運動と無酸素運動のちがい

有酸素運動と無酸素運動
運動には大きく分けて「有酸素運動と「無酸素運動」の二つがあります。
そのうち有酸素運動は軽度、または中程度の負荷の運動を長時間つづけるものです。
ウォーキングやジョギング、サイクリングなどが代表的です。
対して無酸素運動は高い負荷を瞬発的にかけるもので、短距離走やウェイトトレーニングはこれにあたります。
有酸素運動は酸素を使って体内の脂肪を分解、燃焼し、エネルギー源として使用します。
内臓脂肪も燃焼させることができるので、動脈硬化や高血圧の改善といった生活習慣病の予防にも効果が期待できます。
無酸素運動はおもに筋肉に蓄えられているグリコーゲンを主原料としてエネルギーを生み出す運動です。
「無酸素」と言われていますが、短距離走などほぼ呼吸を止めた状態で行われる運動を除けば、比率が変化するだけで一定量は酸素が使われています。
多量の酸素を取り込まずに筋肉に負荷をかけるため、疲労物質である乳酸がたまりやすく、長時間継続して運動することが難しいという特徴があります。
脂肪の燃焼には向きませんが、筋肉量を増やしたいときは無酸素運動が最適です。

有酸素運動は高血圧やストレスの改善などにも効果が期待できます

有酸素運動の効果は脂肪の燃焼だけではありません。
ピラティスを行うことによって、ほかにもさまざまな効果があると言われているのです。
有酸素運動をすると血液中の糖質もエネルギーに変換されるため、体がより多くの血液を循環させようとし、血管の収縮が通常時よりも多くなります。
加えて血糖値が下がることで血液の流れもよくなり、高血圧や糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞などといった血管や血液に関する病気の予防としても効果が期待できます。
さらに、有酸素運動を行うことはストレスを解消し不安感を軽減することにもつながります。
ピラティスなどの有酸素運動は「セロトニン」とよばれる喜びや幸せをつかさどる脳内物質の分泌を促すとされています。
そのため満足感や達成感を得やすくなるのです。
程よい運動は眠りを深くし質の良い睡眠のためにも有効と言われています。
寝る2~3時間前にピラティスを行うと、温まった体が就寝する頃に下がり、スムーズに眠りにつくことができるでしょう。

(まとめ)ピラティスって有酸素運動なの?

1.ピラティスは軽度の負荷を長時間つづける有酸素運動です

有酸素運動であるピラティスは、体脂肪を効率よく燃やすことができるとされています。
ピラティスを行うときは、がんばり過ぎて無酸素状態にならないよう、深い呼吸で行いましょう。

2.ピラティス有酸素運動にするためには深い呼吸が必要です

ピラティスの胸式呼吸をしっかりマスターして、全身に酸素を取り入れながらエクササイズすることが重要です。
ピラティスの動きは有酸素運動でなければ充分な効果が得られません。

3.有酸素運動と無酸素運動のちがい

有酸素運動と無酸素運動は、目的によって使い分けることが大切です。
有酸素運動は溜まった体脂肪を燃やしたい方におすすめです。
筋肉量を増やしたい方には無酸素運動が適しています。

4.有酸素運動は高血圧やストレスの改善などにも効果が期待できます

ピラティスによる有酸素運動は、様々な効果があります。
生活習慣病の予防、ストレス解消、不眠解消などです。
どれも「有酸素」による効果なので、ピラティスで無酸素状態にならないよう、呼吸を意識することが必要です。

 

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