ピラティスをする女性

ピラティスの効果は3ヶ月で得られるの?

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ピラティスの効果は始めてから3ヶ月程してから現れると言われています

ピラティスの創設者であるジョセフ・ピラティス氏は、「10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回で身体のすべてが変わる」と、ピラティスについて述べています。
ピラティスのビギナーの場合、1時間のレッスンでしっかりと体を動かしていると翌日以降に筋肉痛を起こし、正しい動きができなくなるため、レッスンの頻度は週1回がよいとされています。
週1回のレッスンを10回続けると、10回行った頃にはちょうど3ヶ月経過していますから、ピラティスを始めてから3ヶ月経った頃には、何らかの体の違いを体験できることになるでしょう。

ピラティスを初めて3ヶ月で感じる効果は人によって異なります

ピラティスを初めて3ヶ月、10回程度経験した頃には、ピラティス氏も述べていらっしゃる通り、何らかの変化を体に感じるようです。
その変化は、人それぞれ異なるようです。
ある方は、「肩がすっきりした」と述べています。
体幹の不安定状態には2つの種類があります。
一つは、恥骨が下方を向く骨盤が「前傾」した状態、もう一つは恥骨が逆に上前方を向く骨盤が「後傾」した状態です。
たとえば、骨盤が前傾すると重心位置は前方に移動しますが、これでは体が前に引っ張られるような感じになるため腰を反る格好になります。
すると、今度は体幹が後方に引っ張られるようになってしまうため、体幹の上部を前に移動させ肩甲骨付近で背中が丸くなるような状態になります。
すると、腕の重さで肩甲骨は引っ張られ、肩甲骨はニュートラルポジションから外れるため、肩甲骨周囲の筋肉に負荷がかかり、肩こりなどの症状が出てくるのです。
ピラティスを行うことで「姿勢を常に意識するようになった」という方もいらっしゃいます。
ピラティスを3ヶ月続けることで腹部の深層筋の収縮を持続できるようになり、またその状態での楽な呼吸法も身についてくるので、正しい姿勢を保つことができるようになり、身体が少しずつ変化していくようです。

ピラティスを週1回の頻度で10回続けましょう

ピラティスの創設者、ジョセフ・ピラティス氏は、ピラティスについて、10回続けると違いがわかり、20回続ければ外見に変化があらわれると述べています。
ピラティスにおいては、ただ動くことよりも、「正しく」動くことを大切にしています。
「正しく」というのは、腹部の深部筋の収縮によって骨盤位置を固定することで体幹を安定させ、背骨のS字カーブを維持しながら腕や脚のニュートラルポジションと可動域をしながら動かし、かつ関節周囲にある深層筋をつかうというものです。
ただ、普段の生活で腹部の筋肉の収縮を常に意識していると、姿勢は良くなりますが呼吸しにくくなったり苦痛を感じたりすることもあるため、実際には最低限の力しか発揮していないのが現実です。
そんな状態からいきなりピラティスで腹部筋の収縮を持続していると、当然腹部で筋肉痛を起こします。
筋肉痛を起こせば正しいポジション(姿勢)を保持することは難しくなり、ピラティスが狙う効果が十分には得られないので、ビギナーには週1回の頻度が推奨されているのです。
そして、週1回のレッスンを10回続けるころには、何等かの変化を体に感じ取ることができるようになりますが、それがちょうどピラティスを始めてから3ヶ月頃となるのです。

始めたばかりは「筋肉痛」が起こることがあります

ピラティスを始めたばかりの方では、1時間のレッスンを受けた翌日、筋肉痛を自覚する方が多いようです。
筋肉痛が出ると普段の生活でも痛みのためにスムーズに動けなくなりますし、ピラティスをするにしても正しいポジション(姿勢)や動きができなくなるので、不都合を感じる方が多いのではないでしょうか。
そんな時には、「筋肉痛さえなければ」と思われるかもしれませんが、果たして筋肉痛は悪なのでしょうか?
筋肉は細かな筋線維が束になっているものですが、筋肉が発揮する力は収縮に参加する筋線維の数で決まります。
普段の生活ですべての筋線維が活動してしまうと筋線維が壊れてしまう可能性があり、また普段あまり筋力を発揮しない生活をしていると、活動する筋線維もごく一部に限られてしまいます。
しかし、ピラティスなどで普段発揮しない力を発揮しようとすると、それまでお休みしていた筋線維も活動するようになりますが、その際、筋線維に細かな傷ができることがあります。
この傷によって筋肉が炎症を起こした状態が、筋肉痛です。
ただ、できた細かな傷では、それを修復しようとする作用が起こりますが、その過程で新しい筋線維が作られたり、それまであまり十分でなかった血流や神経の働きが活発になったりします。
お休みしていた筋線維が収縮に参加できるようになり、筋力がアップするのです。
ですから、筋肉痛は筋力をアップするためには、ある意味必要な過程なのかもしれません。

(まとめ)ピラティスの効果は3ヶ月で得られるの?

1.ピラティスの効果は始めてから3ヶ月程してから現れると言われています

ピラティスを週1回のペースで10回行った頃には3ヶ月が経過しており、その頃には身体の変化を感じ取ることができていることでしょう。
特にビギナーの場合、効果を焦るあまり頻度を上げ過ぎると、好ましくない影響が及ぶ可能性もあります。

2.ピラティスを初めて3ヶ月で感じる効果は人によって異なります

ピラティスを3ヶ月続けると、骨盤位置を意識して体幹の安定性が高まり、これによって姿勢も変化していきます。
このことが腰のみならず肩甲骨周囲へも良い影響をもたらし、身体によい変化を与えてくれるのです。

3.ピラティスを週1回の頻度で10回続けましょう

ピラティスでは正しいポジション(姿勢)を保持し体を動かすことを大切にしています。
ビギナーではピラティス後に筋肉痛を感じることもあるため週1回の頻度が推奨されますが、10回経験した頃には3ヶ月が経過、身体の変化を感じるようです。

4.始めたばかりは「筋肉痛」が起こることがあります

普段発揮している以上の力を筋肉に要求すると、筋肉に細かな傷ができることが筋肉痛の原因です。
けれど、これによって筋肉の量が増え、筋肉が発揮できる力が強くなることにつながっていくので、筋肉痛は必ずしも悪とは言えないのです。

 

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