ピラティスをする女性

ピラティスの呼吸法にはどんな効果があるの?

SNSでシェア

ピラティスの呼吸法は交感神経の優位や代謝アップなどの効果が期待できます

ピラティスは胸式呼吸法と言って、肋骨を横に開いて空気を取り込み、中心部へと集め閉じながら吐きだすという呼吸を用いています。
胸式呼吸は体を活動的にして脳の集中力を高める、交感神経を優位にする効果があると考えられているのです。
さらに、インナーマッスルを鍛えて姿勢を正すだけでなく、血流を促して代謝を上げ、脂肪燃焼を促すなど心身に様々な良い効果ももたらすとも言われています。
逆にヨガでは腹式呼吸が用いられ、副交感神経を優位にする作用があるとされています。

胸式呼吸法には交感神経活発にするなどの作用があると言われています

ピラティスの呼吸法は、肋骨の間にある筋肉を収縮させ、肺を横に広げて、酸素を吸い込む胸式呼吸法を用いています。
胸式呼吸法は、肺の上の方に空気が入るような感じで胸が膨らみ、力が入る肩や首は緊張して強張ります。
胸式呼吸は自律神経の中でも、体を活発化させる交感神経を優位にする効果があると言われているのです。
交感神経が優位になると、全身に血液を送り出そうとして血管収縮が起こり、血圧も上昇し、脈や呼吸も速くなります。
脳が興奮状態を迎え、頭が冴えてきて集中力や記憶力などが高まりやすくなるのです。
体が内側から活動的になり、仕事や勉強などがはかどるようになるでしょう。
さらに、肺全体を使って繰り返したっぷり空気を吸い込み、使い切ることで肺の収縮も大きくなるため肺活量が増えると言われています。
体の隅々にまでフレッシュな酸素を取り込み、行き渡らせることができるようになるでしょう。
胸式呼吸により、普段はなかなか鍛えられないインナーマッスルが強化されると言います。
そのため、代謝アップが進むことで脂肪がより燃焼しやすい状態になり、体の引き締め効果も期待できるでしょう。

ピラティスでは胸式呼吸法の正しいやり方を身につけることが大事です

ピラティスの胸式呼吸法は、始めは難しく感じるかもしれませんが、練習すれば誰でもできるようになります。
やり方を覚えて試してみましょう。
1.床の上にあぐらをかいて、背筋を伸ばして顎を引いて座ります
2.両手を胸の下辺りに置いて、口から息を吐きだしながらお腹に力を入れ、へこませます
3.腹圧をかけたまま、胸を膨らませるように鼻から息を吸い、そのまま息を吐きだします
首から肩の周りの力はできるだけ抜いて、肩が上がらないようにしましょう
4.再び息を吸う際は、胸の下辺りに当てた手が外側に開いていく感じを、吐く際は手が中心に寄っていく感覚を意識してください
胸の下に添えた手で肋骨の動きを感じながら、きちんと開閉されているかチェックすることが大事です。
息を吸う時は、肋骨が前後、左右に大きく開いて胸に空気が一杯吸い込まれ、吐く時は大きく開いた肋骨がきゅっと中心部へ戻っていくようなイメージで行いましょう。
胸式呼吸法はすぐにマスターするのは大変なので、1日数回繰り返しながら、肋骨の開き方を体で覚えていくことが大切です。

ヨガの腹式呼吸は副交感神経を優位にすると言われています

ピラティスの胸式呼吸に対し、ヨガでは腹式呼吸が用いられています。
ヨガの腹式呼吸は、肺の下にある横隔膜を上下させることでお腹に空気を吸い込んで膨らませ、吐きだしてへこませるようにして行う呼吸法です。
胸式呼吸とは逆で、腹式呼吸には自律神経の中でも、心身が休息に向かう副交感神経を優位にする作用があると言われています。
血管が拡張して全身の筋肉を緩めて緊張状態を解き、内臓の働きも活発化させます。
心拍数や脈拍も減って血圧も下がり、脳がリラックス状態になるのです。
心が落ち着いてイライラが鎮まり、ストレスも癒やされていく効果があると言われています。
呼吸法といっても、腹式呼吸と胸式呼吸ではやり方も心身にもたらされる効果も全く異なります。
ピラティスをやっていても、腹式呼吸になってしまうとピラティスではなくなってしまうので、やり方を正しく身に着けることが大事です。

(まとめ)ピラティスの呼吸法にはどんな効果があるの?

1.ピラティスの呼吸法は交感神経の優位や代謝アップなどの効果が期待できます

ピラティスの呼吸法は、胸にしっかり空気を取り込んで吐きだす胸式呼吸を行います。
自律神経のうち、体を活動的にして脳を活性化させる交感神経を優位にするのに効果的だと言われています。

2.胸式呼吸法には交感神経活発にするなどの作用があると言われています

ピラティスの胸式呼吸は、肋骨を横に開いて息を吸い込んで胸を膨らませ、肋骨を中心に集めて息を吸い出すという呼吸法です。
交感神経を活発化させるので、頭が冴えてくる、肺活量が増える、代謝が上がるなどの効果が期待できます。

3.ピラティスでは胸式呼吸法の正しいやり方を身につけることが大事です

胸式呼吸は独特なやり方ですが、繰り返し練習すればマスターできるようになります。
胸式呼吸の際は、胸に手を当てて肋骨の動きを確認しながら、胸からしっかり空気を吸い込んでお腹が膨らまないように注意しましょう。

4.ヨガの腹式呼吸は副交感神経を優位にすると言われています

ピラティスとは対照的に、ヨガでは横隔膜を上下に動かしお腹で呼吸する腹式呼吸を行います。
腹式呼吸は胸式呼吸と違い、内臓の働きを促して気持ちを落ち着け、体をリラックス状態にする副交感神経を優位にする効果があることで知られています。

 

今月だけのお得な体験・入会
キャンペーン実施中!

 

体験レッスンご希望の方はこちら


SNSでシェア
ピラティス・ヨガを体験する
//サムネイルを取得 //ここから構造化データの記述