手紙とペン

店主からの手紙

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私は、ピラティスというものは、動く瞑想だと考えています。

自分の身体の微細な部分をマインドフルに見つめながら動いていく、まさにマインドフルムーブメントであると思っております。
動く瞑想であると言い切ってしまうと、それは大雑把過ぎると思うので付け足しますと、動きながらおこなう瞑想であると同時に、深く大きな呼吸ができる身体を作っていくことをしていく、
まさに一石二鳥の仕組みであると考えています。ピラティスを知れば知るほど、よくできている、と思うことばかりです。呼吸は人間の生命活動のエネルギーの源であるとともに、身体の浄化作用そのものです。
一日2万回おこなわれるこの呼吸の活動が良好なものであるかどうかは、人間の心と身体に多大な影響を及ぼすことは想像に難くありません。
呼吸は自律神経に作用できる唯一の手段です。この呼吸が大きく深くなること、これが一日2万回のレベルで繰り返されることはマインドに大きな影響を及ぼします。
マインドはコントロールされた状態を保ちます。体中にエネルギーが満ち溢れます。瞑想がマインド、心だけではなく、身体にもさまざまに大きな影響を及ぼすことは近年の研究で証明されています。しかし瞑想は方法論としては簡単ですが、実際にやること、効果を出していくことは難しい。
静止した状態でひとつのことに集中すること、無心の状態を作ることが非常に難しいことは、坐禅をしたことのある方であれば誰でもお分かりになるでしょう。ピラティスは、自分の身体の内側のいままで使ったことのない筋肉や骨を動かそうとすることを通して、その微細な感覚をつかもうとしていくことに集中することによって、自然に完全なる集中、瞑想状態を実現します。

「アップデートする仏教」という本の中で山下良道さんは「体の微細な感覚を見るというのが、スイッチ切り替えの方法の一つです。体の微細な感覚を見るということでシンキングのスイッチが切られて、気づきのスイッチがオンになるということですね。」と言っています。
また、次のようにも言っています。「体の感覚にマインドフルであるときには、シンキングが手放されて『体の中で体』を感じています。」

これはまさにピラティスそのものではないでしょうか?

ピラティスはまさに、仏教が追い求めてきた「気づき」と「手放す」ことを達成するための方法論ではないでしょうか?

そんなことを追求していきたい、と思っています。

そんなことは知らないという方にもぜひ、ピラティスを始めていただきたいと思います。

ピラティスは素晴らしいものです。

呼吸は大きく深くゆったりとして心は落ち着いた状態を保てます。エネルギーに満ち溢れて自分はなんでもできるという思いになります。終わった後には、頭はすっきりとクリアーになり新しいことがポジティブに考えられるようになります。

そんなピラティスを学ぶことは、自分の体を学ぶことでもあります。誰もがそこからメリットを得ることができると思います。

どうぞ、楽しみながら、気持ちよく伸びる身体の喜びとともに続けてください。

 

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