ピラティスは身体のトラブル一つである眼精疲労の緩和として有効的といわれていますが、実際にピラティスをしているとどのような影響をもたらすのでしょうか。本記事ではピラティスと眼精疲労において知っておくと役に立つ情報を説明していきましょう。
目次
眼精疲労とは何か?実際によくある症状について
眼精疲労とは、目を長時間使い続けることで目だけでなく身体全身に疲れが蓄積し、十分な睡眠や休息ができないことを指します。パソコンやスマートフォンといったデバイスを長時間使い続けているというよくある事例は、眼精疲労の原因としてよく挙げられています。
そして眼精疲労の主な症状は、目薬をさしても目が乾燥する(=ドライアイ)、痛い、重い、かすむなどです。ほかにも瞼が無意識にピクピクするという症状や、シックハウス症候群なども眼精疲労のよくある症状といわれています。
先述の症状で自分と当てはまる項目がありましたら眼精疲労かもしれません。今の時代、パソコンやスマートフォンは生活や仕事に欠かせないツールではありますが、日頃から眼精疲労を意識した生活を心がけておくことをおすすめします。
眼精疲労の改善としてピラティスの動きについて
ピラティスは腰痛など身体のあらゆるトラブルを緩和するエクササイズですが、眼精疲労にも効果をもたらすといわれています。眼精疲労の改善として有効的なピラティスの動きについて紹介をしていきましょう。
1.肩甲骨はがし
目のピントを合わせる毛様体筋を使い過ぎると、目が疲れるだけでなく、肩こりや血行不良の原因につながります。ピラティスで肩甲骨はがしを行うと、背中周りのコリを感じなくなり、血流もスムーズになるという効果が見込まれます。仕事で目をよく使うという方でピラティスをするなら肩甲骨はがしを意識しましょう。
2.胸式呼吸
ピラティスで行う胸式呼吸は、脳へ酸素を多く送り、交感神経の働きを高める効果が見込まれます。この呼吸を意識すると背中周りなどの筋肉が鍛えられ、頭もスッキリ。視野も広がり、身体も軽やかになるかもしれません。
参考・セラバンドを活用
ピラティスで使う弾力性のあるセラバンドは肩甲骨はがしをするときにおすすめのグッズです。両手にセラバンドを肩幅よりやや広めに持った状態で、両腕を垂直に上げ下げを行うと、肩と肩甲骨が鍛えられます。
ピラティスと一緒にやっておきたい、眼精疲労を和らげる習慣
眼精疲労を和らげる際、日頃から次のことを実践しておくと眼精疲労になりにくくなるでしょう。
1.目を休ませる時間を設ける
パソコンやスマートフォンを長時間使っていると、目がかすんだり、乾いたりします。連続でデバイスを使うのではなく、30分や45分などを目安の時間を決めて目を休ませることを意識しましょう。例えば外の景色を見たり、少し身体を動かしたりするなどをしましょう。
2.目の周りをマッサージする、眼球の体操をする
眼球を押さえつけずに目の周りにある骨を押さえ気持ち良い部分を探し、その部分を押すと次第に目の疲れも緩和されます。また、眼球を上下に数回回し、さらに左右に数回回すという体操をコンスタントに行いましょう。
おわりに
今回は身体のお悩みとして多い眼精疲労にまつわるピラティスにおいてお役立ち情報をまとめました。個人差はありますが、肩や肩甲骨が凝っていると目が乾く、かすむ、重く感じることがありますので、ピラティスで日頃の目の疲れを改善する見込みがあります。
ほかにも一旦パソコンやスマートフォンの画面から離れて、周りの景色を見たり、目の周りのマッサージや眼球を大きく動かしたりすると、眼精疲労の緩和につながります。
ピラティスのレッスンでも眼精疲労のピンポイントを充てたプログラムもありますので、目の疲れを何とかしたいという方、レッスン情報をチェックしてみて下さいね。