自律神経を整える体操はいつ行うと良い？

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自律神経を整えるには朝行う体操がおすすめです

ストレスなどにより自律神経が乱れると、頭痛や疲労感などの不調が出始めます。
交感神経と副交感神経の2つの自律神経をうまく切り替え、1日を健やかに過ごすには寝起きに行う体操がよいとされています。
また自律神経のバランスを保つには深い呼吸を繰り返しながら　、体をゆっくり動かすピラティスも効果的です。
年齢を問わず、誰でも手軽に始められる体に優しいエクササイズなので生活に取り入れてみましょう。

自律神経の切り替えがスムーズに行える体操を試してみましょう

体が慢性的にだるかったり、頭痛や肩こりが続いたりするという不調が感じられる場合は自律神経がバランスを崩している可能性があります。
自律神経は、体内の内臓機能を調節する役割を担っています。
主に昼の活動時に活発になる交感神経と夜の休息時に活発化する副交感神経が交互に優位になりながら、バランスを保っています。
ところが睡眠不足などでバランスが崩れると、どちらかが優位になり続け体に不調が出はじめるのです。
そんな自律神経の乱れを整えるのに効果的だとされる体操があります。
朝起きたばかりで副交感神経が優位になった状態から、交感神経へと切り替わるスイッチとなる体操なので、朝行うのがよいでしょう。
血流が促され、身体や脳を目覚めさせることが期待できます。
やり方を紹介するので試してみてください。
1.仰向けになった状態で両手を頭の上に組み、上半身は頭方向、下半身はつま先方向へとゆっくり伸ばします
この時背中は反らさないようにしましょう
2.次に膝と肘を脱力して、お尻を左右に10回程度揺らします
3.膝を立てて足の裏を床につけ、両手は腰の横に置いて手と肩で床を押しながら、ゆっくり腰を上げてください
4.四つん這いになって、腕や肩を下げて床につけお尻を上げた状態で、肩甲骨を伸ばします

深い呼吸とゆっくりとした動作を行うピラティスもおすすめです

交感神経と副交感神経の切り替わりがスムーズに行い、自律神経のバランスを保つには、ピラティスも有効だと言われています。
ピラティスは、深い呼吸を繰り返しながらゆっくりと全身を動かして行うエクササイズです。
体の一つひとつの動きに集中することで、雑念が取り払われ気持ちが落ち着くため、ストレスを緩和させる効果が期待できます。
呼吸は肋骨を開いて胸を膨らませる胸式呼吸を取り入れており、たっぷりの酸素は全身を巡るため、心身をリフレッシュさせられるでしょう。
ピラティスを行っている間は主に交感神経が優位となり、集中力が増して体が活動的になります。
しかし終えた後は心地よい疲労感が生まれ、副交感神経へと切り替わるスイッチがスムーズに入りやすくなるのです。
さらに体の表面ではなく深層部の筋肉を鍛えるので、骨格の歪みなども正され、姿勢が良くなるだけでなく、内臓機能の向上にもつながると考えられています。
他にも体に柔軟性が備わり、血流が促されて冷えが改善され、代謝が上がり脂肪燃焼が促進されるといった効果も期待できます。

ピラティスは幅広い年齢層の方に親しまれるエクササイズです

自律神経のバランスを整えるピラティスは、さほど難しいエクササイズではありません。
レベルによって難易度や負荷も変えられるため、はじめての方も初級レベルからスタートさせることで気軽にできます。
また若い方から70代位の年配の方までを対象としています。
元は、体の回復を目指すリハビリ目的に発案されており、年齢に関係なく体に負担をかけずにやれるというのが魅力でもあります。
自分でもDVDなどを見ながら習得することも可能です。
しかし初心者だと体の動かし方や呼吸法などが正しいかどうかをチェックするのは困難です。
その点ピラティスレッスンを受ければプロのインストラクターに見てもらえるので、効果を実感しやすくなるでしょう。
新しいことを始めるのに躊躇する方もいるかもしれませんが、よい機会だと思ってまずはお近くのピラティス教室を探してみてください。
どのようなレッスンかを実際に試せる体験レッスンを受ければ、よりピラティスの良さを感じやすいのでおすすめです。