瞑想する女性

ヨガにおけるバンダの効果とは?

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ヨガのバンダは呼吸法で取り込んだプラーナによる心身の健康増進効果を高めるのに効果的です

ヨガにおけるバンダとは体の各部位を締め付けることで、呼吸や生命エネルギーであるプラーナを体内に閉じ込めるテクニックのことを指します。
バンダには9つの部位があり、代表的なものにムーラバンダ、ウディヤナバンダ、ジャランダラバンダの3つがあるのです。集中力や筋力を高める効果が期待できるバンダには、アーサナの安定性を高める効果があると考えられています。また、内臓機能の向上などバンダには心身の健康を増進するのにも効果的です。

バンダとは体内に取り入れたプラーナをコントロールする技術のことです

バンダはハタヨガの呼吸法であるウジャイ呼吸で、体内に取り入れたプラーナをコントロールするために用いられるテクニックのことです。ヨガにおいて、プラーナは私たちの心身を活気に満ちた健康的な状態へと導く大切な生命エネルギーとして定義されています。
このプラーナをバンダで体内に留めることは、心身の充実を図る上で有効な手段であると考えられているのです。
バンダを行う際は、お腹の下あたりにある丹田を意識し、喉の奥を引き締めながら深く呼吸します。このバンダや丹田、喉の奥で鳴り響く呼吸音を意識しながら行う呼吸にはリラックス効果や集中力を高める効果が期待できると言われているのです。
また、締めるという行為は筋力を収縮させることを意味します。そのため、バンダの鍛錬を積むことには、筋力を向上させて正しい姿勢を定着させる効果も期待できるというわけです。これはアーサナの安定性や瞑想の質を高めることにもつながることが考えられます。さらに、バンダを行うと新鮮な血縁が身体中を巡ることから、臓器が活性化させることも望めるでしょう。

代表的なバンダにはムーラバンダ、ウディヤナバンダ、ジャランダラバンダがあります

代表的なパンダとしてムーラバンダ、ウディヤナバンダ、ジャランダラバンダの3つが挙げられます。そして、これらのバンダには前述した以外にも場所によって異なる効果が期待できるのです。

ムーラバンダ

ムーラバンダは骨盤底を締めるバンダで骨盤底筋群に作用すると言われています。効果としては、ホルモンバランスの調整、排泄機能の活性化などが挙げられるでしょう。高齢者に多いと言われる腹圧の低下により起こる尿漏れには高い効果を示すと言われています。

ウディヤナバンダ

ウディヤナバンダは腹部を強い力で引き上げます。これは腹横筋や横隔膜に働きかけるのです
効果としては消化器官や肝臓の機能改善や自律神経の働きを高めるなどが期待できるでしょう。これらの腹筋群は骨盤底筋群と共同して働くことがわかっています。せっかく留めたプラーナが下方に流れ出るのを防ぐ意味においても、ウディヤナバンダとムーラバンダは一緒に行った方がいいでしょう。

ジャランダラバンダ

ジャランダラバンダは顎を引くことで首の後ろにある後頭下筋を伸ばして空気の通りをスムーズにします。顎を引くことは腹圧を維持することにもつながると考えられています。ジャランダラバンダには血圧を正常に戻す効果が期待できることから低血糖に良いと言われているのです。
良質な呼吸を促しながら、腹圧を維持するジャランダラバンダにはバンダの効果を高める上で重要な役割を果たすことが考えられます。

バンダを自然に行えるようになりましょう

バンダは心身を理想的な状態へと導くためのガイドのようなものだと考えましょう。たとえば、リラックスするために肩の力を抜く、姿勢を正すために背筋を伸ばすといった感じで、心と体が安定するためにバンダを行うのです。ご紹介した主要な3つのバンダは単独で行うのではなく、同時に行うことでアーサナが取りやすくなったり、瞑想が行いやすくなったりします。その結果として、さまざまな心身に良い効果が得られるでしょう。
ウジャイ呼吸が正しくできていれば、バンダによる締め付けは自然と行えているとされています。また、内分泌腺に作用すると言われるバンダは体の使い方が正しければチャクラにも良い影響を及ぼすことが考えられています。
つまり、ヨガの呼吸法もバンダのようなテクニックも正しい方法による鍛錬を積むことで自然と行えるようになり、心身への効果も高まると言えるのです。ただ、バンダのようなテクニックは独学で習得が難しいです。知識を持ったインストラクターから指導を受けるなどして、正しい方法を身につけることをおすすめします。

(まとめ)ヨガにおけるバンダの効果とは?

1.ヨガのバンダは呼吸法で取り込んだプラーナによる心身の健康増進効果を高めるのに効果的です

ヨガのバンダとは締めつけることを意味し、取り込んだプラーナを体内に留めるテクニックのことです。代表的なバンダにはムーラバンダ、ウディヤナバンダ、ジャランダラバンダの3つがあり、集中力や筋力、内臓機能の向上などの効果が期待できるでしょう。

2.バンダとは体内に取り入れたプラーナをコントロールする技術のことです

パンダを行う際の丹田に集中するなど一連の動作にはリラックス効果や集中力を高める効果が期待できます。また、バンダで筋肉を収縮することには筋力の向上や循環機能、内臓機能を高める効果も期待できるため、心身の健康によいと考えられているのです。

3.代表的なバンダにはムーラバンダ、ウディヤナバンダ、ジャランダラバンダがあります

代表的な3つのバンダには、バンダによって得られる主な効果以外にもそれぞれに特化した効果があると言われています。その3つとは「ムーラバンダ」「ウディヤナバンダ」「ジャランダラバンダ」です。

4.バンダを自然に行えるようになりましょう

バンダは安定したアーサナを実現するなど、ヨガを行う上で目安となるガイドのようなものであると考えられています。バンダが正しく行われていれば、チャクラにも良い影響を与え、呼吸法も正しく行われている可能性が高いことが考えられます。

 

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