肩甲骨はがしはスポーツをしている方におすすめ？

肩甲骨はがしはスポーツのケガの予防に役立つとされています

肩甲骨は、肩の背中側にある三角形の羽のような形をした骨のことです。肩甲骨は腕を上げ下げするときや肩の上げ下げ、肩を回すなどの動きに関係する部位で、日常生活ではあまり使われない場所といえます。
あまり使われない筋肉は、徐々に硬くなり、動きが悪くなるといえるでしょう。そのような場合には、肩甲骨はがしで肩甲骨の周囲にある筋肉をほぐして動きをよくすることで、肩関節を柔軟にして安全にスポーツができる身体が作れるとされています。

肩甲骨はがしはスポーツによる肩の故障を防ぐ役割があるとされています

野球・水泳・ゴルフ・バレーなど、スポーツが原因で肩に痛みを感じるようになる、スポーツ障害の心配があるスポーツはたくさんあるとされています。肩甲骨の動きが鈍ると肩や腕の動きも悪くなり、スポーツで肩を急激に動かしたときなどに痛みを感じる故障が生じる場合があるでしょう。
普段肩甲骨を使う動きが少ない、姿勢が悪いなどの原因から日常生活で肩こりに悩んでいる方は、肩甲骨の動きが悪くなっている心配があります。肩こりで肩の周りの筋肉が固まっていると、肩甲骨がその硬い筋肉によって背中に張り付けたようになる場合があります。
肩甲骨が背中に張り付いたように動きが悪くなっている場合には、そのままスポーツをするとケガに繋がる危険が高くなるでしょう。スポーツをするときには、肩甲骨はがしで肩甲骨周りの筋肉をほぐして肩関節をやわらかくしてから行う方が安全といえます。
ゴルフや野球などとくに肩を使うスポーツのアスリートには肩甲骨が柔軟な方が多く、万が一のケガの予防や、スポーツの効率を上げるために肩甲骨はがしを取り入れているといえるでしょう。

肩甲骨はがしは肩甲骨まわりの深層筋をほぐす効果があるとされています

肩甲骨は、上半身の複雑な動きを可能にするために必要な部位です。肋骨の外側にあり、さまざまな筋肉や骨とつながっています。
たくさんの筋肉とつながっているため、腕を上げたり、肩を回したりなどの多彩な動きが可能になっているといえるでしょう。肩甲骨は主に、首を支えている肩甲挙筋（けんこうきょきん）や菱形筋（りょうけいきん）などの深い部分にある筋肉によって動かされているといわれています。
深層筋は体の表面のマッサージや肩もみだけではほぐすことができません。肩甲骨周りの深層筋の場合には、肩甲骨はがしで肩甲骨を動かして、その周りの筋肉をやわらかくほぐすことができるとされています。
肩甲骨の動きが小さく、肩甲骨が腕の動きに合わせてうまく回転できていない状態では、肩の骨が外れそうになるなどの危険が生じます。筋肉が硬い状態のまま動かしていては肩を痛める心配があるため、肩甲骨はがしで肩の関節をやわらかくしておく必要があるでしょう。
筋肉がほぐされて肩甲骨の動きが良くなると、肩や腕の痛みや、鈍っていた肩甲骨の動きも改善が期待できます。

肩甲骨はがしでスポーツが楽しくできる身体作りを目指しましょう

スポーツをする方はとくに、肩の動きをよくする肩甲骨はがしをすることで、ケガの予防やスポーツを行う際の動きの向上が期待できるでしょう。肩甲骨はがしには、ストレッチやエクササイズ、整体などさまざまな方法があります。
ピラティスにも肩甲骨はがしがあります。ピラティスでの肩甲骨はがしは首胸肩まわりのUpper Coreという部分を中心に行うことで、肩甲骨周りの筋肉がやわらかくなるとされています。
ピラティスでは、マジック・サークルというツールを使用して、負荷をかけながら効率よく肩甲骨はがしを行うことができます。スポーツをするときに必要とされる、柔軟性のある肩関節に改善できるでしょう。
また筋肉や骨格のゆがみをなくして正しい姿勢への改善が期待できます。ピラティスでは、身体の各部分への知識を深めて、鍛えたい筋肉を意識して集中しながらエクササイズを行うため、身体の改善だけでなく集中力を高めるためにもおすすめといえます。

（まとめ）肩甲骨はがしはスポーツをしている方におすすめ？