ピラティスは坐骨神経痛に効くの？

坐骨神経痛の原因をピラティスで改善できるかも

坐骨神経痛というのは、腰椎や骨盤のあたりにある座骨神経が圧迫などで痛む病気です。
デスクワークなどを多く行っている人には多く見られますし、加齢によっても起こります。
その原因となるのは姿勢の悪さや筋肉の衰えによって体を支えられずに神経を圧迫してしまうことです。
ピラティスでは体を支えるために必要となる筋肉を集中的に鍛えることができるため、座骨神経痛の痛みや痺れを改善できるでしょう。
ピラティスではインナーマッスルを鍛えることで姿勢を正したり、背骨の周りの筋肉を鍛えることが期待できるため、背骨への負担が減って背骨の間隔が開きます。
そうすることで腰のあたりの神経を圧迫していた骨が移動して座骨神経が開放されやすくなります。

ピラティスと坐骨神経痛の原因解消

坐骨神経痛というのは、腰椎から出ている神経が背骨や骨盤などの圧迫によって刺激を受けて痛む症状です。
お尻のあたりから太ももや足先までといろいろな痛みや痺れ方をするものですが、全てが腰周りの神経が関係しています。
座骨神経は腰椎から伸びて骨盤をくぐり抜けるようにしてお尻から太もも、それから足の先まで伸びています。
体の中で一番太い神経である上に、皮膚の近くを通ることもあるため、圧迫などの刺激も受けやすいものです。
腰周りでは腰椎から出た座骨神経の根元を背骨の歪みで押しつぶしているヘルニアが原因の座骨神経痛があり、さらに骨盤でも仙腸関節の歪みによって神経圧迫を受けることがあります。
また、筋肉の間をくぐり抜ける際におかしな部分から出ていると圧迫されやすくなります。
ヘルニアや骨盤のゆがみによって起こった座骨神経痛には特に、ピラティスのエクササイズによって効果が期待できます。
ピラティスでは筋肉を鍛えることで背骨を支えて体幹を伸ばすことができるためです。
背骨の状態を正すことで曲がったり縮んだりすることで圧迫していた神経を緩やかに解放することができるでしょう。

ピラティスの坐骨神経痛へのアプローチ

ピラティスのエクササイズは、私たちの体幹部を支えているインナーマッスルを鍛えることに一つの目的があります。
ピラティスでは体の奥底にある外側からでは見えにくい筋肉を大切にしています。
その筋肉は背骨や内臓などに添うようについており、体を支える根本として、また内臓の働きを守るために機能しています。
しかし普段の生活や普通の運動では鍛えることが難しく、緩んだり弱ったりしがちになります。
ピラティスでインナーマッスルを鍛えることができれば、再び背骨の状態を改善することが可能です。
背骨の支えとしての筋肉を育てて、正しい姿勢を取り戻すエクササイズを行うことで痛みを軽減します。
しかもピラティスでは痛みを与えないエクササイズが可能であるため、つらいリハビリテーションなどとは違い、リラックスして行うことができ、体を動かしたことによるリフレッシュ感だけが残ります。
ピラティスのエクササイズでは緩やかな動きをしながら、自分の体のどこの筋肉が動いているかを慎重に見極めることを目指します。
手足とは違い、体の奥にあるインナーマッスルを感じるためには深い考察と集中力が求められます。
また、動作は勢いをつけずに行い、自分の動く範囲でできるため痛みを伴うことはありません。
筋肉を鍛えるのと同時に正しい姿勢へと直していくことで筋肉は正しい位置について体を自然に良い状態でキープできるようになります。
するとこれまで圧迫していた骨が筋肉の力を借りて緩やかに動くようになり、それによって神経の圧迫も解消されます。
背骨を筋肉が周りから支えて伸ばしているような状態を作ることで、腰周りの圧迫は大きく解消させるでしょう。

ヘルニアから来る座骨神経痛の緩和のためには

インナーマッスルが弱くなると、背骨を支える力がなくなり、背骨は骨の力だけで重い頭を支えたり、足から来る衝撃を耐えたりする必要が出てきます。
すると、それらの負担によって背骨の間隔が縮んでしまったり、背骨のラインが歪んだりします。
ヘルニアは背骨の間隔が狭まることで起こる症状で、骨がクッションを失って動かしにくくなり、動かすことで骨と骨、骨と神経がぶつかって刺激を受けます。
腰椎ヘルニアではその周囲にある座骨神経を傷つけることが多く、坐骨神経痛の原因としても大きなものとなっています。
坐骨神経痛を治すためにはまずはヘルニアや背骨の問題を解消することが必要となります。
また、坐骨神経痛では骨盤の問題も大切です。
骨盤のクッションと調整のためにある仙腸関節も筋肉と靭帯によってバランスを取っていますが、それが弱くなることでクッションの働きができず、やはり座骨神経のある辺り、背骨と骨盤のつなぎ目に負担をかけます。

（まとめ）ピラティスは坐骨神経痛に効くの？