ふくらはぎをマッサージする女性

痛いと感じるストレッチは間違っているの?

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痛いと感じるまでストレッチを行うのは、筋肉に良くないと考えられています

ストレッチを行う際に、痛いところまで筋肉を伸ばすのはかえって筋肉を傷めることになるので、やめたほうがよいでしょう。痛いと感じると交感神経が優位になり、かえって筋肉を硬直させてしまうのでストレッチの意味がなくなってしまいます。
痛いと感じる手前のギリギリにラインで留めるのがポイントで、毎日行うことで徐々に筋肉がほぐれ、可動域も広がってきます。ストレッチで多少筋肉痛は緩和されると言われています。
ただあまり痛いようならストレッチは一旦中止して筋肉を休ませたほうがよい場合もあります。

痛いと感じるまでストレッチを行うと、逆に筋肉が硬直してしまいます

背中や太ももなどのストレッチで、痛いと感じると何だかしっかり筋肉が伸びて、効いていると思われがちです。むしろ少し痛い位のほうが気持ちいいとさえ感じていませんか?
しかし痛いと感じるまでストレッチを続けるのは、体には逆に良くないと考えられているのです。それは、自律神経の働きと関係があります。
自律神経は、内臓器官の働きをコントロールする神経です。活動時に活発になる交感神経と、休息時に活発になる副交感神経が交互に優位になりながらバランスを保っているのです。
ストレッチで筋肉を伸ばし、痛いと感じると交感神経が活発化し始めます。すると筋肉が活動状態に入り、硬直してしまいます。
筋肉が緊張状態に陥ることで、筋肉を伸ばして柔らかくしていたはずのストレッチが意味をなさないことになるのです。さらに痛みを感じるということは筋肉が悲鳴を上げダメージを受けているサインでもあります。
痛いの我慢して続けると、かえって筋肉や靱帯を傷める可能性もあります。

毎日ストレッチを繰り返すことで、徐々に可動域が広がります

ストレッチで痛いと感じるのは、筋肉を伸ばしすぎていると言えます。ストレッチでの効果を高めるためには、痛いと感じる寸前のところで、筋肉を伸ばすのはやめるのがポイントです。
やり慣れていない人だと、はじめは体が硬いので、あまり筋肉が伸びないと思われがちです。しかし柔軟性があまりない状態でのスタートなので、柔軟性のある人に比べて足などが曲がらないのは当然のことです。
それをムリやり力で押してしまうのは、筋肉にかなり負荷がかかることになります。自分でストレッチをやってみて、ちょうどギリギリ気持ちいいと感じるところを見つけることが大事です。
毎日ストレッチを行うと、徐々に筋肉が伸ばされて体も柔らかくなるので、関節などの可動域も広がります。そうなると少しずつ筋肉を伸ばしても痛くない距離が長くなり、柔軟性が備わってきます。
焦って力を加えてもすぐに筋肉は伸びていきません。毎日ストレッチを地道に続けることで、体に変化が見られることを忘れないようにしましょう。

筋肉痛はストレッチでは多少緩和されることもあると考えられています

普段運動不足気味の人がストレッチやスポーツをすると筋肉痛に悩まされることもあります。筋肉痛による痛みを軽減するためには、筋肉を伸ばして柔らかくしたほうがよいかと思い、ストレッチを行う人もいるでしょう。
たしかにストレッチをすると心地よく、筋肉痛が和らいだような気がします。しかしストレッチで筋肉痛はある程度緩和されますが、消えることはないと考えられています。
筋肉痛は筋線維がダメージを受けたことで起こりますが、この筋線維の修復にはある程度の時間を要します。安静にしていれば、時間の経過とともに自然に痛みは治まってきます。
逆にストレッチにより筋肉を伸ばしてしまうと、筋線維がより傷ついて痛みが増してしまうリスクもあります。筋肉痛がひどい場合はとくに、ストレッチは控えたほうがよいでしょう。
また筋肉痛と間違えやすい肉離れを起こしている場合もあります。肉離れは筋肉が断裂した状態なので、ストレッチで刺激を与えると、筋肉が元に戻るプロセスが阻害され、さらにダメージが深くなる可能性があるので気を付けましょう。

(まとめ)痛いと感じるストレッチは間違っているの?

1.痛いと感じるまでストレッチを行うのは、筋肉に良くないと考えられています

ストレッチで痛いと感じるまで筋肉を伸ばすと、交感神経の作用により筋肉が固くなったり、筋などを傷めたりする可能性もあるのでやめましょう。
痛みを感じるギリギリ手前のところで留めておくことが大事です。

2.痛いと感じるまでストレッチを行うと、逆に筋肉が硬直してしまいます

痛いと感じるまで筋肉を伸ばすと、交感神経が活発化して筋肉を硬直させてしまうため、ストレッチの意味をなさないことになります。
また痛みは筋肉がダメージを受け悲鳴を上げているサインなので、筋などを傷める可能性もあります。

3.毎日ストレッチを繰り返すことで、徐々に可動域が広がります

ストレッチでゆっくり筋肉を伸ばしながら、痛くないギリギリのラインを自分で見つけて、そこからムリに押さないようにしましょう。
毎日ストレッチを行うことで、徐々に筋肉が解されて可動域も広がってくるので焦らないことが大事です。

4.筋肉痛はストレッチでは多少緩和されることもあると考えられています

筋肉痛は筋線維のダメージにより起こるでの修復までに時間を要します。ムリをしない程度でストレッチをすることで、多少緩和はされると考えられています。
また痛みが強いと肉離れの可能性もあるので、その際はストレッチを中止して下さい。

 

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