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ヨガには息を止める呼吸法もあるの?

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ヨガには息を止める「クンバカ」という呼吸法もあります

ヨガの呼吸法にはいくつも種類がありますが、ヨガの基本となる腹式呼吸では息を止めてはいけないといわれています。
ヨガでは息を止めることを「クンバク」といい、息を吸って一時的に呼吸をクンバクする「クンバカ」という呼吸法も存在します。
クンバカの効果ややり方を見ていきましょう。

呼吸を止めることで集中力が高まるといえます

息を吸いあげて止めるクンバカ呼吸法にはどのような効果があるのでしょうか。
まずクンバカ呼吸法とは息を吸って一時的に呼吸を止めることだと説明しましたが、この息を吸いあげて止めたときに、横隔膜にもっとも力がこもります。
そのため横隔膜を鍛える効果も期待できます。
そしてクンバカの一番の効果は集中力を高めるということです。
一見無関係に思えますが、「息を止めること」と「集中すること」は密接に関係しています。
私たちは何かに集中するときには、無意識のうちに息を止めています。
実はヨガをしていない人でも普段から、無意識のうちに息を止めていることも多いです。
たとえば興味のない話などを聞いているときは通常通り呼吸しているはずですが、すぐ近くで誰かがあなたの悪口をコソコソ言っているときは息を止めて耳を傾けているかもしれません。
ダーツや弓道など瞬間的に集中力が必要なスポーツをする際には、その瞬間は無意識に呼吸を止めて集中力を高めているのです。
クンバカという呼吸法を取り入れることで、集中力を高め自律神経のバランスを整えるなど様々な効果が期待できます。

クンバカ呼吸法のやり方をお覚えましょう

クンバカ呼吸法のやり方をご紹介していきます。
息を吸う際に交感神経が優位になり、息を吐くときに副交感神経が優位になります。
呼吸をコントロールすることで、心身ともにコントロールできるよう少しずつ練習していきましょう。

  1. 6秒かけて息を吐きだします
    このとき目を閉じて呼吸に意識を集中させて、ネガティブな気持ちなどを外に吐き出すようなイメージで行いましょう。
  2. 鼻から2秒で息を吸います
    今度はさわやかでポジティブな空気を体に取り込むようなイメージで行います。
  3. 息を4秒間止めます
    呼吸をするときに数を数えていきましょう。

この動作を繰り返し行います。
ゆっくりと吐くことを意識して、リラックスしたい場合は「吸う:止める:吐く」の時間がだいたい「1:2:3」になるようにしていきます。
慣れてきたら3秒で息を吸って6秒間止め、9秒かけて吐くというように伸ばしていきましょう。
また、集中力を高めたい場合には、「吸う:止める:吐く=1:1:1」になるようにすると効果的だと言われています。
この場合は3秒で息を吸って3秒間息を止め、3秒かけて吐くという風になります。
慣れてきたら時間を延ばしていくことで、効果がアップしていきます。
息を止める時間が長いほど効果はアップしますが、危険ですので無理はしないように少しずつ慣らしていきましょう。

身体の歪みを治してからクンバカにトライしましょう

クンバカには呼吸を止めるステップが加わるため、体に負担がかかる可能性があります。
また呼吸をする際には肺や横隔膜だけではなく、背骨を中心として身体全体が連動して動きます。
そのためもともと背骨が歪んでいる人や間違った姿勢で長時間座っていると、特定の部位に負担がかかってしまうこともあります。
痛めたり負担をかけたりしないためにも、身体を整えた状態で行う必要があります。
ヨガは凝り固まった筋肉をほぐし、姿勢を改善するのに効果的なエクササイズです。
いきなりクンバカ呼吸法を行うのではなく、ヨガやストレッチなどで筋肉をほぐし、姿勢が整っている状態で行いましょう。
自分では限界があるので、きちんとしたやり方や知識を教えてもらうことのできるスクールやレッスンなどに通う方がおすすめです。

(まとめ)ヨガには息を止める呼吸法もあるの?

1.ヨガには息を止める「クンバカ」という呼吸法もあります

ヨガの基本となる呼吸法ではポーズと呼吸を連動させ、息を止めないで行うのが一般的ですが、なかには呼吸を一時的に止める「クンバカ」という呼吸法もあります。
基本の呼吸法を身に付けたら、クンバカにもトライしてみましょう。

2.呼吸を止めることで集中力が高まるといえます

ヨガをしていなくても私たちは普段から、何かに集中するときには無意識に息を止めています。
呼吸を一時的に止める「クンバカ」という呼吸法は、集中力を高めたり、横隔膜を鍛えたりする効果があるといわれています。

3.クンバカ呼吸法のやり方をお覚えましょう

クンバカ呼吸法は集中力を高めたりリラックスをしたりするのに効果的なヨガの呼吸法です。
徐々に時間を延ばしていくことでその効果は高まりますが、決して無理はしないように注意して行いましょう。

4.身体の歪みを治してからクンバカにトライしましょう

クンバカに限らず、体の歪みがある状態で無理なポーズや呼吸法を行うと、身体に負担がかかったり痛めてしまったりする可能性があります。
まずはインストラクターのいるスクールなどに通って、基礎や正しいやり方を学ぶことがおすすめです。

 

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