ヨガは女性ホルモンにどんな効果をもたらすの?

SNSでシェア

ヨガは女性ホルモンのバランスを安定させる効果があるとされています

女性ホルモンは年齢を重ねると分泌量が減り、バランスが崩れて心身に不調が現れます。自律神経と同じく脳の視床下部が分泌を調節しているので、自律神経の乱れが不調につながる場合もあります。
ヨガは自律神経バランスを整えて女性ホルモンにもよい効果をもたらすと言われています。さらに骨盤や背骨の歪みを正して血流を促すとされています。
合せきのポーズなど女性ホルモンバランスを整えるのによいとされるヨガのポーズがあります。またヨガは生理痛や生理不順などの生理時の不調を和らげる、閉経前後の更年期障害を緩和する効果も期待できると言われています。

自律神経を整え女性ホルモンによい影響をもたらします

女性ホルモンの分泌量は加齢とともに減少し、ホルモンバランスが乱れやすくなるとともに心身にさまざまな不調が現れてきます。女性ホルモンは、呼吸や体温などを調整する自律神経と同様に脳の視床下部からの指令で分泌されています。

自律神経を整える

自律神経は、脳の視床下部でコントロールされています。自律神経には、活動時に活発になる交感神経と、休息時に活発になる副交感神経が上手くバランスをとりながら心身を正常に保っているのです。
ところがストレスなどが原因で自律神経のバランスが崩れると、脳の視床下部にも混乱が生じ、女性ホルモンの分泌にも影響が出て、分泌バランスが崩れてしまう場合があるのです。つまり自律神経バランスが整えば、女性ホルモンの分泌バランスも安定してくるというわけです。
ヨガには、自律神経のバランスを整える作用があると言われており、女性ホルモンにもよい作用をもたらすと考えられています。
深い呼吸と全身を使ったポーズにより、酸素が体内や脳内の隅々を満たし、脳や心身をリラックスした状態へと導きます。緊張状態が続き交感神経が優位だった心身は、ヨガによりリラックスすることで緊張がほぐれ、副交感神経が優位になり自律神経の切り替わりがスムーズに行われてバランスが整います。
その結果として女性ホルモンの分泌量も安定してくると言われているのです。

背骨や骨盤の歪みを改善

ヨガを行うことで、背骨の歪みが正されて猫背が改善される効果が期待できます。背骨には脊髄が通っており、脳と全身をつないでいます。
また脊髄は自律神経の通り道でもあり、歪みが改善されることで神経の圧迫がなくなり自律神経が機能しやすい状態になると考えられています。さらにヨガは血流の多い骨盤の歪みをも正す効果があるとされています。
骨盤内には、子宮や卵巣などの生殖器が含まれており、女性ホルモンがもっとも作用する部位でもあります。ヨガにより骨盤の歪みが正され、血流がスムーズになることでホルモンバランスも整うと考えられているのです。

ホルモンバランスを整えるヨガのポーズがあります

ヨガのポーズの中には、とくに女性ホルモンバランスを整えるのによいとされるポーズもあります。ムリをしない範囲でやり方を覚えて取り入れてみましょう。

合せきのポーズ

床に座って上体を左右に傾ける、股関節を開き上体を前に倒して股関節を和らげるポーズです。
1.床に座って左右の足首をそれぞれの手でつかんで足の裏同士を合わせ、足の甲を持ちます。
2.息を吸い、ゆっくり吐きながら体を右、左へと傾けます。お尻の骨、坐骨が床から離れるくらい傾ける動作を10回程行います。
3.上体を戻し、今度は両膝を上げたり下げたりしながら股関節を緩めていきます。太ももの内側、裏側の筋肉をしっかり伸ばしてほぐします。
10回程繰り返します。
4.背筋を伸ばして、息を吸い、吐きながら上体を前へ倒します。額が床についたら顎を引いて首の後ろを伸ばします。
5回呼吸を繰り返したらゆっくり上体を起こします。10回程繰り返します。

太鼓橋のポーズ

仰向けに寝て腰を持ち上げて、腹筋を鍛えるポーズです。
1.仰向けに床に寝ます。両膝を立てて足は肩幅くらいに開きます。
2.息を吸いながらゆっくりと腰を上げ、床から離します。腹筋を使って体を支え、胸を顎の方へと近づけていきます。
3.両腕の肘は伸ばしたままで、腰の下あたりで両手を組みます。
4.できそうなら、さらに腰を上に持ち上げて静止します。呼吸を5回程繰り返したら、ゆっくり腰を下ろします。
10回程繰り返しましょう。

スフィンクスのポーズ

うつ伏せに寝て上体を持ち上げて背中を反らすポーズです。
1.まず床にうつぶせに寝ます。膝を膝からつま先までを伸ばします。
2.肘を直角に曲げて肩の真下に来るようにし、肘から指先までを前に伸ばします。
3.息を吸いながら、上腕と肘で床を押して背中を反らしながら上体を上げて5回呼吸を繰り返します。
4.更に目線は上に向けて背中を反らし、止まって呼吸を5回繰り返したら元の状態に戻して脱力します。10回ほど繰り返しましょう。
[SmartAds1]

生理中の不調を和らげる効果も期待できます

女性ホルモンの分泌バランスの乱れは、生理不順や生理中の心身の不調を招く要因になるとも言われています。生理中は下腹部や腰回りの痛みに悩まされる女性も多いものです。

生理痛の軽減

生理中は、骨盤の歪みや血流不足、猫背や冷え性なども原因の一つです、ヨガでは、深い呼吸を繰り返しながら全身の筋肉を動かしてポーズをとることで、血液の流れがスムーズになると言われています。
骨盤や背骨の歪みも正されて、猫背だった姿勢も改善されていきます。すると骨盤周りの血流が促されて、血液不足が解消されます。
さらに血流により骨盤周りが温められるので痛みをもたらす冷えが緩和されると言われています。ヨガがもたらすさまざまな効果が合わさることで、生理痛が軽減されると考えられています。

生理不順の改善

生理不順も体の歪みや冷え、ストレスなども女性ホルモンバランスの乱れとともに大きく関係していると言われています。ヨガには女性ホルモンバランスを整え、姿勢を正す、心身をリラックスさせてストレスを緩和するといった効果が期待できます。
つまりヨガは生理不順にもよい影響を及ぼすと考えられているのです。ヨガの腹式呼吸法も、たっぷりの酸素を体内に取り込み心身をリラックスさせる効果が期待できます。
生理時は体調の不調により、イライラする、気分が落ちこむなどのメンタルが不安定になりがちですが、ヨガを取り入れること気持ちが落ち着き、心穏やかに過ごせると言われています。

生理中のヨガ

ヨガは心身に優しいエクササイズであり、血流や促されて下半身が温まる、気持ちがリラックスするなどよい効果をもたらすので、生理中でも行えます。ただ強い生理痛が続く場合や気分が悪い、気が乗らない場合などは、ムリをして行わない方がよいでしょう。
不調がある程度収まり、動けるようになったらヨガを再開しましょう。ただ頭を下にする逆転のポーズなどは重力に逆らうので経血が逆流してしまうリスクがあります。
また激しい動きは経血量が増え、貧血を起こす可能性もあるので控えておきましょう。

ヨガは更年期症状の軽減にもよいと言われています

女性は年齢を重ねるごとに女性ホルモンの分泌量が減っていき、ホルモンバランスが乱れやすくなります。とくに閉経前後の40代から60代にかけての更年期には、ホルモンバランスの崩れが原因で、心身に不調が出やすくなります。

更年期特有の症状とは

一般的に更年期障害と呼ばれる症状で、ほてり・発汗・のぼせ・頭痛・不眠などが当てはまります。またわけもなく些細なことでイライラする、気分がひどく落ちこむなどのメンタルの不安定も症状の一つとされています。

ヨガの更年期症状を和らげる効果

ほてりなどの更年期特有の不調もヨガは効果的だとされています。女性ホルモンの分泌は、自律神経と同様に脳の視床下部によってコントロールされています。
視床下部が体内の女性ホルモンの分泌量低下を察知し、下垂体という部位にホルモンの分泌の指令を出しますが、機能が低下しているのでホルモン量が急に増えたり、全く分泌しなかったりと不安定になります。
すると視床下部は混乱するため、自律神経へも影響を及ぼし、自律神経バランスが乱れることで、更年期の不調症状が出ると考えられているのです。ヨガには、血流を促して脳や全身に血液を送りこみ、筋肉をほぐす、酸素をしっかり取り込むことで心身をリラックスさせるといった効果をもたらし、イライラ感を鎮めて気持ちを穏やかにする作用が期待できます。
そういったヨガがもたらす効果により自律神経バランスが整うので、更年期障害の症状の緩和にもつながると言われているのです。

(まとめ)ヨガは女性ホルモンにどんな効果をもたらすの?

1.ヨガは女性ホルモンのバランスを安定させる効果があるとされています

ヨガには自律神経バランスを整える、姿勢を正す効果が期待でき、女性ホルモンバランスによい影響をもたらすと言われています。とくに合せきのポーズなどがおすすめです。
また生理時や更年期障害による心身に不調を和らげるのにも効果的だとされています。

2.自律神経を整え女性ホルモンによい影響をもたらします

ヨガには自律神経バランスを整える効果があるとされ、それにより女性ホルモンの分泌バランスも安定すると言われています。また骨盤や背骨の歪みを正す効果も期待でき、女性ホルモンによい影響をもたらすと考えられています。

3.ホルモンバランスを整えるヨガのポーズがあります

ヨガのポーズの中では、股関節を柔らかくする合せきのポーズや腹筋を鍛える太鼓橋のポーズなど女性ホルモンによいとされるポーズがあります。うつぶせに寝て背中を反らすスフィンクスのポーズなども効果的だとされています。

4.生理中の不調を和らげる効果も期待できます

女性ホルモンバランスが崩れると、生理不順など生理に伴う不調を招くことがあります。ヨガの血流促進、骨盤や背骨の歪み改善効果は生理時の不調を緩和する効果が期待できると考えられています。
生理中でもヨガはできますが、ムリのないようにしましょう。

5.ヨガは更年期症状の軽減にもよいと言われています

女性は閉経の前後、更年期と呼ばれる時期にホルモンバランスや崩れてほてりや発汗などの体調不良の症状が出ることがあります。ヨガの代謝アップ、リラックス作用はこういった更年期の症状を和らげるのにも効果的だと言われています。

 

今月だけのお得な体験・入会
キャンペーン実施中!

 

体験レッスンご希望の方はこちら


SNSでシェア
ピラティス・ヨガを体験する
//サムネイルを取得 //ここから構造化データの記述