食卓に並ぶ料理

ヴィーガンとは?ヨガと菜食主義の関係って!?

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ヨガは古代インドではヒンドゥー教の修行法のひとつとして行われ、さらに仏教やバラモン教など宗派を超えて、インドでは生活の中に深く結びつき発展してきました。

元となるヒンドゥー教では「すべての生き物に魂がある」「輪廻転生」の考えから殺生を禁じ、基本的には動物のお肉を食べません。
ベジタリアンという言葉が生まれるずっと前から「菜食主義」を文化とし、口にする動物性の食品は卵のみという人も多くいます。

一方、現在の日本では修行というよりも、エクササイズやメンタルケアとしてヨガが定着しています。食に関しては、ダイエットや健康維持のために「菜食主義=ベジタリアン」となる人もいますし、最近では「完全菜食主義=ヴィーガン」も注目されていますね。

考え方や歴史的な違いはありますが、ヨガも菜食主義も、国・宗教・時代を超えて世界中に広まっているのは確かです。

 

「ベジタリアン」と「ヴィーガン」の違い

<ベジタリアン:菜食主義>

植物性の食品(野菜・穀物・豆類)を主に食べ、動物性の食品は基本的に食べに食べません。食するもの・食し方によってベジタリアンの中でも10種類以上あると言われています。

例えば
●ヴィーガン:植物性食品のみを食べる。
●ラクト・ベジタリアン:植物性食品、乳製品を食べる。
●ラクト・オボ・ベジタリアン:植物性食品、乳製品、卵を食べる。
●ペスコ・ベジタリアン:植物性食品、乳製品、卵、魚を食べる。
など
※ベジタリアンの語源はラテン語の「Vegetus(ベジタス)」で、「健康な・新鮮な・生命力に溢れている」などの意味があります。

<ヴィーガン:完全菜食主義>

ベジタリアンの中でも植物性食品のみを食べ、お肉や乳製品、卵などの動物性食品はいっさい摂取しない「完全菜食主義(完全菜食主義者)」のことを「ヴィーガン」と言います。

上白糖も精白・精製段階で牛骨紛が使われることがあるため、避けています。その代わりに黒糖、きび糖、てんさい糖、メープルシロップやアガベシロップなど、精製されていない自然な方法でつくられたものを使用します。

最近ではお肉の代替品として、大豆をつかった商品「ソイミール」も多く販売されていますね。ヴィーガンではなくても、食べる機会が増えてきました。

<エシカルヴィーガン>

食に限らず、化粧品や生活用品など身のまわりの物に対しても、できるだけ動物由来のものは使わずに、動物の命を大切にするとう考え方が「エシカルヴィーガン」です。

例えば洋服は、毛皮やレザーなどの動物由来の製品を避け、コットンなどの植物由来の素材を選びます。

国際的な取り組みとして持続可能な開発目標=SDGsが浸透しつつある今、将来の地球環境や未来の子供たちのために、環境問題としてヴィーガンを選択する人も増えつつあります。

まとめ

インドでは昔から修行のひとつとしてヨガが行われ、宗教の教えから「いかなる命も奪わない」=菜食主義が食文化のひとつとなっています。

世界各国にそれぞれの食文化があるからこそ、その国の魅力があるのですが、食品ロスや環境破壊ついて関心が高まる現代、ヨガの根本思想「命を奪わない」「物欲を捨て必要以上に持たない」という考えは、私たちの未来や地球環境を守るヒントになるのではないでしょうか。

菜食主義(ベジタリアンやヴィーガン)が必ず良いというわけではなく、食材や生活用品を選ぶときの「選択肢のひとつ」として、その考え方を知っておくことで自分の生活を少しずつ変えることができると思います。

ヨガの歴史から学ぶことは、身体を動かすことだけでなく精神を変える良いきっかけとなります!
新しいチャレンジが、新しい気づきとなるでしょう。
ぜひヨガスタジオやオンラインレッスンにて、そのきっかけを作ってみてはいかがでしょうか。

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