女性の多くが冷えに悩まされています。体が冷えることで、血行不良や免疫の低下、便秘などを引き起こし、妊娠しにくい体になるため、体を積極的に温めることが大切です。
今回は、体が冷えることで生じる不調や、ヨガをすることで得られる効果について紹介します。
目次
体が冷えることで生じる不調
【血行不良】
血液の循環が悪くなることで必要な栄養分が体に届きにくくなることや、老廃物が排出できにくくなるため、疲労感が取れにくくなります。
【代謝が落ちて太りやすくなる】
体が冷え、体温が下がると代謝量も下がってしまいます。脂肪が燃焼できず、太ってしまい、結果的に不健康な体になってしまうことも。
【免疫力の低下】
体温が下がると免疫力も落ちてしまいます。免疫力が低下してしまうと、ウイルスなどの感染症かかりやすくなり、体調が回復するまでにも時間がかかってしまいます。
【便秘を引き起こす】
体が冷えると血行不良になってしまいますが、その際に内臓に血液が回りにくくなることで便を押し出す力が弱まります。便秘となると老廃物が体に溜まってしまうので、さらに悪循環となります。
妊活に冷え対策が必要な理由
【1】冷えによって卵巣機能が低下する
子宮が冷えてしまうと、卵巣機能が低下し、卵子の発育に影響します。発育不調の卵子は受精しにくいと言われており、妊娠の確率が下がってしまうこともあるでしょう。さらに、卵巣機能の低下によって生理周期が乱れ、排卵がきちんと行われず、妊娠できるタイミングを逃すことにもつながります。
【2】冷えによって受精卵が着床しにくくなる
体の冷えによって血流が悪化してしまうと、子宮内膜に不調が現れる可能性が高まります。子宮内膜に異常が出てしまうと受精卵が着床しにくくなったり、流産しやすい体になったりもします。
子宮や卵巣は冷えやすいため、積極的に温めることが必要
子宮や卵巣は元々の構造上、血流が悪くなりやすい傾向にあります。特に生理中には血液を外に排出しますが、血液と一緒に水分や熱も排出してしまうため、余計に冷えやすくなってしまうのです。では、子宮や卵巣が冷えないようにするためにはどうしたらいいのかというと、「体を温め、冷えにくい体を作る」ことです。食事や入浴、カイロや靴下、そして、ヨガなどのエクササイズを行うことをおすすめします。
「なぜヨガがおすすめなの?」と疑問に思う方がいるかもしれませんが、ヨガは動きが緩やかで、場所を選ばずに行えます。運動が苦手な人でも日常的に行いやすく、継続しやすいのが大きな特徴と言えるでしょう。さらに、家の狭いスペースや、ベッドの上などでも行えるので、ちょっとした時にヨガを行い、少しでも冷えにくい体を作ることができます。
ヨガを行うことによって期待できる効果
【血行促進】
ヨガを行うことで、血行促進の効果が期待できます。血行が良くなることで体が冷えにくくなり、子宮や卵巣が冷えにくくなるのを助け、妊娠しやすい体に導きます。
【基礎代謝が上がる】
基礎代謝は、人が一日何もせず、動かなくても消費するエネルギーのことを指します。基礎代謝が高い人は血流がよく、ホルモンバランスも良いと言われているので、体を健康な状態にするためのヨガは妊活に最適と言えます。
【筋肉がついて冷えにくい体になる】
ヨガはインナーマッスルに働きかけ、より内臓に近い筋肉がつくことから、内臓の温度も下がりにくくなります。さらに、妊娠中には大きなお腹を支えてくれるため、少しずつでもヨガでインナーマッスルを鍛えられると良いでしょう。
【リラックスできて質の良い睡眠につながる】
ヨガは、呼吸を大切にしたエクササイズです。その時の自分と向き合い、心と体の声に耳を傾けながら行うことから、リラックス効果も得られます。寝る前にヨガを行えば、質の良い睡眠をとることができ、健康状態も安定します。
まとめ:冷え対策にヨガをして、楽しく妊活しませんか?
今回は、妊活に冷えが体的な理由と、ヨガによって期待できる効果を紹介しました。妊活の準備には冷え対策は絶対的に必要です。おうちでゆったりヨガも、スタジオでの集中的なヨガも、それぞれ違った良さがありますので、ぜひ試してみてください。また、ヨガを身近なものに感じ日々の生活に取り入れてみていただけると幸いです。