三点倒立をする子供

子どももヨガをやってみよう! 楽しくヨガをして、心と身体を元気に、健やかに!

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心身の健康のため、多くの人に人気のヨガ。もちろん、子どもがヨガをしても多くのメリットがあります! ただし、年齢制限はないものの、子どものヨガは大人とまったく同じと考えてはいけない部分も。今回の記事では、子どもがヨガを学ぶことのメリットと、子どもがヨガをするときに注意すべき点をレポートします。

子どもがヨガをすることで得られるメリット〜身体面〜

子どもがヨガをすることで得られるメリットをご紹介します。
身体的なものと精神的(心理的)なものの2種類に分けて見ていきましょう。

身体的なメリット

体幹が強化される!
身体的なメリットとして、体幹が強化されることがあげられます。普段の姿勢がよくなるのはもちろん、ほとんどのスポーツおいて、体幹が強いということは、大きなアドバンテージになります。

例1:身体的な接触の多い球技(サッカー等)では、ほかの選手とぶつかっても、体幹が強ければ身体の軸がぶれず、当たり負けしません。ボールやポジションを維持しやすくなります。
例2:水泳、陸上競技、体操等でも、体幹の強さは体を前進させたり、競技中に必要な姿勢を維持したりするために役立ちます。

柔軟性が高まる!

ヨガをすることで、体の柔軟性が高まります。関節の可動域が広がることで、スポーツでのパフォーマンスは向上しますし、けがを予防することもできるようになります。

例1:バレエ、新体操、フィギュアスケートなど、高い柔軟性が必要とされる競技で、表現力が高まるのはもちろんのこと。バドミントンやテニスも、肩や肩甲骨を柔軟に動かせることで、鋭いスマッシュやサーブを打つことができます。
例2:不調の改善・予防。スポーツをする、しないにかかわらず、身体が硬い=筋肉がこわばり、関節が動きにくく、血流もとどこおりがちになっている状態。柔軟性を高めれば血流が促進され、子どもでも起こりえる肩こりや腰痛、頭痛を改善することができます。そのほか、冷えや疲れやすさを軽減できることも。

子どもがヨガをすることで得られるメリット〜精神面〜

子供がヨガをする精神的(心理的)なメリットをご紹介します。

集中力や記憶力が向上する!

子どものヨガでもアーサナをとります。その効果は大人と同じ。研究によると、運動(=ヨガ)の後、食事と睡眠をしっかり摂ると、脳のグリコーゲンが増加。学習能力や記憶力が向上するとのこと。
さらに、子どものヨガも「鼻呼吸」を練習します。口呼吸を行なうと、酸素の消費が多くなり、脳は疲れやすくなります。鼻呼吸をすると脳が省エネモードで活動できるため、記憶力の向上に期待できるのだそうです。

Yogageneration.「研究で証明:キッズヨガで子どもの記憶力・ストレスマネジメント能力向上!」.
https://www.yoga-gene.com/post-42565/(参照 2022-10-20)

ストレスや感情をコントロールできるようになる!

ヨガはアーサナの間、数秒間そのままのポーズをキープ。「待つ」ことができるようになるのです。待てずに走り出してしまう前に、大きな声を出してしまう前に、感情のまま手を出してしまう前に……待つことができれば、行動を起こす前に、一呼吸置くことができるようになります。
そして、ヨガを行うと呼吸が深くできるように。これにより、自律神経がととのっていきます。身体を活発にする「交感神経」と、リラックスさせる「副交感神経」の切り替えがスムーズになることにより、精神が安定していくのです。いわゆる「キレる」ことがなくなって、行動が制御できない自分へのストレスも減り、気持ちをコントロールしやすくなるでしょう。

勝ち負けなし。誰もが「自分のペース」をもてる!

学校や塾で、すでに競争社会に置かれている子どもたち。子ども同士の遊びや家庭でリラックスし、一人の時間を持って自分を見つめることも大事ですよね。そのために一翼を担うのがヨガ。ヨガは勝負ではなく、自分のペースで行うもの。スポーツが苦手な子どもでも、できないことを苦痛と思わず、マイペースに楽しんでいいのです。周囲に左右されず、自分のペースや世界を守るのは、子どもが成長過程で自分の心を守っていくために大事なこと。その感覚を養えるのは、子どもがヨガを行う大きなメリットといえます。

子どもにおすすめのヨガのポーズは?

子どもが楽しみながらできるヨガとして、動物の名前がついたおすすめのポーズを4種類、ご紹介しましょう。

猫のポーズ


1. 床に四つん這いになります。
2. 息を吸いながら鼻先を斜め上に持ち上げる感じで顔を上げ、首と胸を伸ばします。この時お尻は軽く後ろに引く感じで。
3. 息を吐きながら背中を持ち上げ、おへそを見るように頭を下げます。
4. 2と3を10回くらい繰り返しながら、背骨を動かします。

背骨の動き、上半身の血流をよくするアーサナです。座りっぱなし、ゲームのし過ぎなどで固まった背中と肩をほぐし、姿勢を改善します。腹式呼吸でお腹を膨らませたりへこませたりすることで、内臓のマッサージ効果も。

コブラのポーズ

1. 床にうつ伏せになります。
2. 足を腰幅に開いて、足の甲を床につけます。
3. 両腕をそれぞれ胸の横へ置き、脇を締めます。
4. 息を吸いながら、両手で床を軽く押して上半身をゆっくりと起こします。
5. 胸を天井へ向けるように伸ばし、上半身を反します。
6. 背中の肩甲骨を中央に寄せて、この姿勢を5呼吸ほどキープします。
7. 最初のうつ伏せの姿勢に戻ります。

姿勢がよくなり、胸を開くことで深い呼吸ができるようになる効果があります。背中の筋肉が強化され、猫背を改善。良い姿勢をキープできる力もつきます。

サギのポーズ

1. 両足を前に伸ばして、床に座ります。
2. 右足の膝を曲げます。
3. 左足の裏を手で持って、ゆっくりと膝を伸ばして上に持ち上げます。この時、背中と持ち上げた足を真っすぐ伸ばしましょう。
4. この姿勢を5呼吸ほどキープします。
5. 左足をゆっくりおろし、両足を前に伸ばして座ります。
6. 左足の膝を曲げます。
7. 右足の裏を手で持って、ゆっくりと膝を伸ばして上に持ち上げます。この時、背中と持ち上げた足を真っすぐ伸ばしましょう。
8. この姿勢を5呼吸ほどキープします。
9. 右足をゆっくりおろし、両足を前に伸ばして座ります。

ふくらはぎにストレッチがかかり、下半身の血液循環を促進。足のだるさやむくみを解消します。また、持ち上げた足をキープすることで、体幹を強化。お尻のストレッチにもなります。持ち上げた足の膝が伸びない、持ち上げられないなどの場合、タオルを使うなど、負荷を軽減するやり方もあります。

ライオンのポーズ

1. 正座して両手を膝に伸ばします。
2. 膝の前の床に手を伸ばし、人差し指・中指・薬指をつけた状態で、あごを軽く引きます。
3. 口を思い切り大きく開き、舌をベロンと出します。視線は斜め上に。
4. この状態で5回深呼吸します。

ストレス緩和、リラックス効果があります。顔の筋肉を大きく動かすので、顔のむくみを解消。口角が上がり、いきいきとした表情に。友達や家族と向かい合ってやると、お互いの大きく口を開けた顔を見ることができて、大笑いすることができますよ!

注意!子どもが避けたほうがよいヨガのポーズもある


子どもの体は発達段階にあるため、骨も筋肉もまだ完全に成長しきっていません。柔軟性は大人よりもありますが、けがをした場合、大人になっても痛みやクセが残ってしまう可能性も考えられます。こうした理由から、子どもは首や腰、そして膝に大きな負荷のかかるアーサナをするのは避けたほうがよいでしょう。
また、大人には簡単でも、子どもには難しいアーサナも。難しいアーサナを子どもに強いることは避けましょう。

子どもに向かないアーサナの例
・仰向けの英雄のポーズ
正座を崩し、上半身を仰向けに倒すアーサナです。腰、膝に負担が大きいため、オスグッド病の原因になったり、膝の靭帯を痛めたりしやすいです。

・鋤のポーズ
仰向けになり、下半身を頭の上まで持ち上げてキープするアーサナです。首に大きな負担がかかるため、成長期の子どもには不向きといわれます。背中や腰のストレッチ、全身の血液循環がよくなる効果がありますが、大人でも、首や腰を痛めている人はやらないようにと注意喚起されるアーサナです。

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子どもたちが楽しみながらヨガに触れる機会を

子どもにもさまざまなメリットがあるヨガですが、心身ともに成長中な子どもには、大人とは異なる配慮が必要なこともあります。何より大切なのは、子どもがヨガを楽しいと感じ、続けていきたいと意欲を持てること! やがて成長していく過程で、ヨガの効果を感じたり、「続けていてよかった」と思うことがあったりするかもしれません。ヨガが自然に習慣づくことはもちろん、心や身体に悩みができたとき、「ヨガが役に立つかもしれない」と思い出すことがあれば、ヨガがその子の助けになるでしょう!

 

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