ヨガの逆転のポーズの効果とは？

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ヨガの逆転のポーズは逆立ちの効果が得られる

ヨガの逆転のポーズとは、逆立ちに似たモチーフのポーズであり、逆立ちによって得られるのと同じような効果があります。
逆立ちの効果は重力から解放されることによって起こる血行促進や内臓、骨盤などを引き上げる効果によって得られるホルモンバランスの改善や体の働きの促進です。
毎日行うことで新陳代謝が活発になり、アンチエイジングやボディラインにも効果が期待されています。
逆転のポーズには孔雀のポーズや鋤のポーズ、背倒立や三点倒立、二点倒立があります。
難しいものは練習が必要となりますが、簡単に安全にできるものを取り入れることで誰でも安心して始めることができるでしょう。

ヨガの逆転のポーズの簡単なものを覚える

ヨガの逆転のポーズのやり方を覚えて、安全に行ってみましょう。
逆立ちをする場合には、首の骨や頭に体重をかけすぎないことが大切です。
頚椎などを痛めている人は避けましょう。

背倒立（肩立ちのポーズ）

背倒立は仰向けから背面を浮かせて行う倒立です。
仰向けの状態から、息を吸いながら両足を揃えたまま、床に対して垂直に上げます。
息を吐きながらお尻を浮かせていき、腰に当てた手のひらで体を支えます。
下ろす時はゆっくりと息を吸いながら行いましょう。

鋤のポーズ

背倒立から、息を吐きながら足の付け根を折り曲げて足の指を頭の向こうの床へ下ろすと鋤のポーズとなります。
背倒立の状態から鋤のポーズへと進み、また背倒立に戻ってから足を下ろします。

支えのある頭立ちのポーズ

三点倒立はヨガのアーサナで行う逆立ちの基本です。
頭と肘の三点で立つため、腕だけの倒立よりも安定性があります。
ただし頭にばかり重心を載せるのは危険なのでやめましょう。
床に跪いた状態で両手を組み、肘まで床につけてそこに後頭部を当てるようにして頭を床に下ろします。
徐々に足を頭に近づけていき、ゆっくりと足を上げます。
頭と腕の下にはマットを敷きましょう。
また、初心者で自立することが難しい場合には壁に向かって行うのも良いでしょう。

難しい逆転のポーズは上級者向け

逆転のポーズの中でも難しいものは、腕のみで支える逆立ちのアーサナです。
下向きの犬のポーズから行い、腕で立てるようになるまでは、壁を利用したり補助を人に頼んだりすると安全に行えます。
以下の逆転のポーズは、ヨガに慣れ親しんできた人のぶつかる壁のようなものでもあるため、毎日の練習を楽しむような気持ちで続けてみましょう。
無理して行ったり、出来ないことを悩むことで挫折したり、ヨガを嫌いになってしまうこともありますが、ヨガは完成することよりも自分と向き合うことが重要であることを忘れずに。

孔雀の羽のポーズ

肘だけで立つ逆立ちのポーズです。下向きの子犬のポーズから片足を体に引き寄せて軽く蹴り上げます。
最初は壁の近くで行いますが、大きく壁に足を打ち付けることもあります。
何度も練習することで、足を軽く振り上げる感覚を身につけましょう。

ハンドスタンド

手のひらだけで立つ逆立ちです。
孔雀の羽のポーズでは頭の位置が床と近かったため、安心感がありましたが、これは恐怖心が出やすいポーズです。
やはり何度も繰り返して練習することが大切です。

逆転のポーズは脳と体を活性化する

逆転のポーズの効果は、脳と体の活性化ができる点にあります。
体が重力から開放されることによって、体の調子をリセットすることができます。
内臓が下がったり、骨盤がゆがんだりしている場合も、重力が反対にかかるために解消することができるでしょう。
また、脳や体の上部に圧力が移動するため、血液が体の上に行き渡り、血行促進されます。
体の下の方に下がりがちな体液が体の上部に戻されることによって、正常な体の働きが戻ります。
一時的に顔に血液が集まったように感じられるかも知れませんが、継続しているうちに自然に行えるようになります。
脳にきちんと血液が巡ることで、脳の働きを促進して、ホルモンの分泌や自律神経の働きを正常化して体を整えてくれるでしょう。
逆立ちで体を支えることは、体幹部の筋肉を整える効果もあります。
バランスを保つために体の筋肉が働くのを感じることも出来るでしょう。