この記事では、「マシンピラティスに興味があるけど、リフォーマーピラティスとマシンプライベートはどっちがいいの?」というに方に向けて、リフォーマーピラティスとマシンプライベートのレッスン内容や効果の違いについて解説します。
目次
リフォーマーピラティスとは?
ピラティス考案者、ジョセフ・ピラティス氏が発案した『リフォーマー』という名前の、ピラティス専用マシンを使ったグループレッスンです。一人のインストラクターがリードし、参加者(通常定員3〜8名)が、あらかじめプログラムされたピラティスの動きを行います。
参加者は、インストラクターの言葉をガイドにピラティスのエクササイズをするだけでなく、マシンの負荷の調整や、プロップス(エクササイズで使用する小道具)のセットを自分で行います。
マシンプライベートとは
マシンプライベートとは、ピラティス専用のさまざまなマシンを使いながら、インストラクターと1対1で行うレッスンです。
ピラティスマシンには、安定感があり初心者も安心な「キャデラック」、 エクササイズのバリエーション豊富な椅子のような形をした「ワンダチェア」、難易度の調整が自由自在な「ラダーバレル」、背骨のさまざまな動きをサポートする「スパインコレクター」など、多数あります。
さまざまなマシンを使いながら、マンツーマンでクライアントのレベルや状態・要望に合わせ、セッションを行っていきます。
リフォーマーピラティスとマシンプライベートの違い
リフォーマーピラティスとマシンプライベートのさまざまな違いについて、項目ごとにご説明します。
レッスンの人数
リフォーマーピラティスの平均的な受講者人数は、3人〜8人が一般的です。
人数の多いクラスだと、12〜15人ということもあります。
それに対し、マシンプライベートはマンツーマンなので、特に希望しない限り1人で受講します。
スタジオによっては、インストラクター1名に対し2名でレッスンを受講する「セミプライベート」を開講していることもあります。
一回あたりの料金
リフォーマーピラティスの1回あたりの料金は、2,500円〜4,000円が一般的です。
それに対し、マシンプライベートの相場は、1回あたり8,000円〜10,000円。
受講者の人数が違う分、価格には大きな差があります。
負荷の調整・小道具の管理を誰がするか
リフォーマーピラティスでは、インストラクターの指示のもと、負荷の調整やプロップスの管理を全て自分自身で行います。「自分でやるのは難しそう」と感じる方もいるかもしれませんが、心配はいりません。どれも簡単な作業な上、慣れるまではインストラクターがサポートしてくれるでしょう。
マシンプライベートでは、ほとんどの場合でレッスン担当のインストラクターがマシンの調整や小道具の管理を行います。一人ひとりの状態に合わせ、スプリングの調整や、小道具を使用する際のセッティングなどをしてくれるので、受講者はエクササイズや自分の身体のことだけに集中することができます。
レッスンの内容
多くのリフォーマーピラティス専用スタジオでは、あらかじめ決められたレッスンプログラムのルーティーンを行うことが多いです。レベル別や、ボディパーツ別など、レッスンの目的に合わせた内容を繰り返し行います。
マシンプライベートでは、一人一人の悩みや目的、その日の心身の状態に合わせた内容を行います。レッスンの序盤に全身の状態をチェックし、内容をその場でアレンジしながらレッスンが進行します。
ポジションの修正
リフォーマーピラティスでは、一人のインストラクターが同時に複数の参加者を見るため、一人当たりのポジションの修正回数は少なめでしょう。そのため、参加者はインストラクターの言葉にしっかり耳を傾け、自分で意識を深めて正しい動き、ポジション、アラインメントをとることが大切です。
マシンプライベートでは、インストラクターが常に正しいポジションへと誘導してくれます。安全に、正しい動きを習得できるよう、タクタイル(身体に実際に触れて修正する方法)や、キューイング(イメージなどを用いた言葉で説明し誘導する方法)を用い、指導してくれるでしょう。
リフォーマーピラティスとマシンプライベートの効果に違いはある?
リフォーマーピラティスとマシンプライベートは、手法は違うものの、「ピラティス」であることは同じ。
そのため、肩こりや腰痛の改善、姿勢や柔軟性の改善、メンタルヘルスへの影響など、研究でも明らかになっているような、ピラティスのさまざまな素晴らしい効果はどちらを行なった場合でも得られるでしょう!
しかし、条件によっては効果に差が出てしまう可能性がある場合もあります。
ピラティスの経験
ピラティスをもう何年もやっているという方は、リフォーマーピラティスとマシンプライベートのどちらを行なっても、それぞれの良さや効果をすぐに実感することができるでしょう。
しかし、ピラティス初心者の方は、そうはいきません。
リフォーマーピラティスは、動きそのものは複雑ではありませんが、正しい動かし方、深い集中力、呼吸との調和の全てを適切に行うことではじめて効果が発揮されます。そのため、ピラティス初心者の方が、スピーディに進むクラスの中でその全てを気にかけるのはとても大変です。一度に考えることが多く、なんだかわからないままレッスンが終わってしまった、ということも珍しくありません。
その点、マシンプライベートは自分の状態に合わせ、自分に合ったペースで行うため、初回のレッスンから効果を実感していただけるでしょう。
インストラクターの質
リフォーマーピラティス、マシンプライベート共に経験と知識が豊富で、ピラティス全般の指導資格を持ったインストラクターがレッスンを提供する場合、どちらにおいてもピラティスのさまざまな効果を実感することができるでしょう。
しかし、決められたレッスンプログラムを行うリフォーマーピラティスの場合、インストラクターはリフォーマーの指導資格しか取得していない可能性もあります。その場合、リフォーマーピラティスを指導する分には問題はありませんが、ピラティスはとても奥が深いエクササイズであるため、一部しか学んでいないことにより、「形だけ」になってしまうことも少なくありません。「形だけ」を行うピラティスには、効果はあまり期待できないでしょう。
一方で、マシンプライベートのレッスンは、ピラティスのマットと全てのマシンを使用した指導資格を持つインストラクターがレッスンを提供します。そのため、ピラティスの本質的な部分を学びながら、安全にエクササイズすることができる可能性が高いです。
初心者におすすめなのはどっち?
初心者の方は、まずはマシンプライベートを受けましょう!
ピラティスは、正しい姿勢と身体の使い方、正しい動作法を学ぶ為のエクササイズです。プライベートレッスンを数回受けることで、身体の歪みや動きの癖などをインストラクターから指摘してもらえる他、ピラティスの基礎となる基本的なテクニックとエクササイズ、呼吸法を習得するサポートが受けられます。
「料金的に、リフォーマーピラティスがしたい」とお考えの方も、まずはマシンプライベートを受講し、ピラティスの基礎を身につけてから、リフォーマーピラティスのレッスンをスタートするのがオススメ。効果に圧倒的な差を実感するでしょう。
zen placeなら一つのスタジオで両方受講可能
マシンプライベートとリフォーマーピラティスを受けたいという方は、zen placeピラティスがおすすめ。
世界最先端の本物のピラティスが受けられる
zen placeは、ピラティス、ヨガ、そしてウェルビーイングの先進国である欧米のさまざまな教育団体と提携し、最新のテクニックを用いてレッスンを行っています。ピラティスは世界30か国以上、650か所以上でおこなわれているピラティス指導者養成コースの最大手BASIピラティスと提携。経験と知識が豊富なインストラクターが、一人一人状態や目的に合わせた質の高いプライベートレッスンを提供しています。
まずは10回マシンプライベートを受けよう!
ピラティスの創設者のジョセフ・ピラティス氏は、「10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回で身体のすべてが変わる」と述べています。ピラティスの効果を早く実感したい!という方は、まずは10回プライベートレッスンを受け、「違いを感じる」ことができるようにしましょう。
また、グループレッスンだけでは自己流になってしまう可能性があるため、リフォーマーピラティスに参加してからも、定期的にプライベートレッスンを受講するのがおすすめです。より効率的にピラティスを学ぶことができるでしょう。
いかがでしたか?
ピラティスは言葉で説明するよりも、体験するのが一番です!
ピラティスの本質を知り、基礎を学ぶために少なくとも5回のマシンプライベートレッスンを受け、正しいフォームと「感覚」をつかみましょう!その後は、自由にレッスンを組み合わせ、ピラティスを楽しんでくださいね!