ピラティスチェア

【マシンピラティス】実は主役級マシン!ピラティスの「チェア」がすごい理由

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「チェア」という椅子型のピラティスマシンをご存知ですか?
「リフォーマー」「キャデラック」「バレル」「スパインコレクター」など、ピラティスマシンにはさまざまな種類がある中で、最も小ぶりでありながら、パワフルな存在である「チェア」。

この記事では、そんな「チェア」の魅力について、詳しく解説します!

ピラティスマシン「チェア」とは?

ワンダ・チェア(Wunda Chair)の他に、ローチェア(Low Chair)という名も持つ、ピラティス・チェア。
これは、決して珍しいピラティスマシンではなく、ピラティススタジオには必ずあるべきマシンの1つです。

小さなアパートに住むクライアントのために開発

ジョセフ・ピラティスは、ニューヨークの小さなアパートに住むクライアントや裕福なクライアントが夏の別荘に持ち込むことができるように、ワンダ・チェアをデザインしました。設置面積も小さく、持ち運びができるモデルは、ピラティスマシンでありながら、裏返せばアームチェアになり、ミッドセンチュリーのリビングルームに置いても違和感のないものでした。

後に発売されたチェアにはスプリットペダルが追加され、より多くの負荷に対応できるようになりました。サイドには取り外し可能なハンドルがあり、立ってエクササイズをする際にバランスをとるために使用することができます(スタジオ器具のひとつであるハイチェアに見られるものです)。

ピラティスチェア

「チェア」の特徴

歴史を学んだところで、「チェア」の特徴について見ていきましょう!

小ぶりながらも実力派!30種類以上のワークができる

リフォーマーやキャデラックに比べて小ぶりな見た目でありながら、エクササイズの数は実に30以上!マシンピラティスをするなら知っておくべきマシンの1つです。

脚や股関節を強化するフットワークから腹部で身体を支える腹筋のワーク、肩や腕のインナーマッスルを鍛えるアームワークなど、細かい部位をより細かく正確に動かすことが求められます。

4本のスプリングが負荷を自在に調整

チェアの特徴のひとつに負荷の調整ができることがありますが、チェアには2種類のスプリングがあり左右合わせて4本つけられています。それらを背面にあるフックのどこへかけるかによって負荷の大きさを調整することが可能です。

立つ・寝る・座るの豊富なバリエーション

チェアの構造は座面と可動式ペダルで、座面では立つ・寝る・座るといった動きが可能です。エクササイズの種類は30以上と言われますが、アレンジにより幅広いバリエーションが可能になっています。

チャレンジングなエクササイズに挑戦できる

ピラティスマシンの中では、面積がやや小さいためレベルの高いエクササイズに使われることが多いチェア。

チャレンジングで多様なエクササイズを行うことができるピラティスマシンで、複雑な器具の交換のために何度も停止することなく、短時間で効率的に全身を強化することができます。

リフォーマー等の他のピラティスマシンとチェアの関係

チェアピラティスは経験者におすすめ

ピラティスマシンがさまざまある中で、チェアはどんな働きをするのでしょうか?解説します。

それぞれのマシンが他のマシンを補完する

ジョセフ・ピラティスは、それぞれのピラティスマシンが他のマシンを補完し合いながら、全体的に機能するシステムを意図していました。

マットエクササイズに取り組むとリフォーマーの能力が向上するように、ワンダ・チェアに取り組むとリフォーマーの能力が向上します。リフォーマーを最大限に活用するために必要なスキル(センタリング、バランス、集中力、パワーハウスからの移動など)は、ワンダ・チェアでのエクササイズで身につけることができます。

エクササイズ間のつながりはマシンを超える

同じ脊椎のかたちを意識したエクササイズを繰り返し行なったり、インストラクターによっては、レッスン中に関連するエクササイズについて考えるように促したり、ワンダ・チェアでのプルアップで(リフォーマーから)「自分のエレファントを見つけるように」と言うこともあるかもしれません。エクササイズ間のつながりは、マシンを超えたものであっても、探せばあるものなのです。そして、回数を重ね、このようなパターンを見つけることができるようになればなるほど、さらに人間が本来備える力を引き出すことができるようになるのです。

マシンピラティスについて

「チェア」はどんな人におすすめ?

ピラティス専門マシンの1つであるチェアは、負荷のかけ方が調整しやすいため、老若男女、高齢者からアスリートまで幅広く活用されています。特に、仰向けの姿勢が難しい妊娠後期の人もムリなくピラティスが行いやすいでしょう。

「チェア」はピラティス経験者におすすめ

男性とチェアピラティス
ワンダ・チェアの難しい点は、多くのエクササイズにおいてピラティスマシンと身体の接地面が小さいこと。

例えば、チェアでのフットワークは、リフォーマーでのフットワーク(膝を伸ばしたり曲げたり)に似ていますが、チェアではリフォーマーのように身体の後ろにサポートがありません。そのため、安定性に欠け、よりバランス感覚が問われます。

さらに、いくつかのエクササイズは、片足をワンダ・チェアの上に乗せ、片足を床に置いたり、ワンダ・チェアの上に膝をついて行うため、身体の認識とバランスに課題があります。

Core muscle activation during Pilates exercises on the Wunda chair – J Bodyw Mov Ther
. 2021 Jan;25:165-169. doi: 10.1016/j.jbmt.2020.10.025. Epub 2020 Nov 3.

「チェア」ピラティスはどこでできる?

ピラティスチェアでのプライベートレッスン
マシン完備のピラティススタジオならチェアがあります。

小規模なスタジオや、スポーツジムの場合、スタジオの中にはこれらのマシンの取り扱いがないところもあるため、まずはピラティス専用のスタジオに絞って対応があるか調べることがおすすめです。

ワンダ・チェアでは、経験豊富な指導者のもとで、チェアの仕組みに慣れ、エクササイズを行うことが一番です。普段は使われていない筋肉を動かすことで、さらにしなやかな身体づくりに役立つはずです。

「チェア」ピラティスなら専門スタジオのzen place

zen placeならプライベートだけでなく、チェアのスモールグループレッスンも可能です。(スタジオによります。)他の参加者と一緒に行うことで、モチベーションや一体感を感じならがレッスンに取り組めます。

zen place ピラティスについて

「リフォーマーだけ」「キャデラックだけ」「チェアだけ」「マットだけ」ではなく、ジョセフ・ピラティスが意図したように、他のエクササイズを補い、身につけ、最大限に活用できるように全てのピラティスをバランスよく実践することがおすすめです。

プライベートレッスンを体験する

いかがでしたか?

この記事では、小さいながらも効果が盛りだくさんの「ワンダ・チェア」についてご紹介しました!皆様も是非、一度その魅力を体感してみてくださいね!

 

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