さまざまな方法で妊活に取り組めるようになった中、妊活におすすめの方法として妊活ヨガやピラティスがあることをご存知でしょうか?体の歪みや血行が良くなるだけでなく、ストレスも解消できて妊娠しやすい体作りを目指すことができます。
目次
ヨガやピラティスは妊活に効果があるの?
ヨガとは「呼吸」「アーサナ(ポーズ)」「瞑想」をとりいれた、体と心の一体化を目的としたもので、瞑想によるリラックス効果やポージングすることで柔軟性が高まり血行がよくなったり、腹式呼吸をおこなうことで心拍や自律神経の働きを整える効果が期待できます。
一方、ピラティスは胸式呼吸をおこないストレッチの要素を取り入れながら、内側の筋肉であるインナーマッスルを強化することが目的で、精神や肉体をコントロールして精神的にも肉体的にも安定した健康な体を目指すことができます。
ヨガは呼吸やストレッチ効果が中心に筋肉の強化をしていくトレーニングで、ピラティスは正しい骨格を意識しながらインナーマッスルを強化するトレーニングで、似ているようで全く別の要素をもっているヨガとピラティスですが、両者とも妊活にとってのメリットは似ている部分が多くあります。
・骨盤のゆがみを整える
足を組んだり、片足に重心をかけて立っていたりがクセになっていないでしょうか。体が歪んでいると、血行の流れが悪くなり、卵巣や子宮の働きを低下させてしまいます。ヨガは体の歪みを正しい位置に戻してくれるため、血流を改善させる効果が期待できます。
・冷え防止
血行がよくなることは冷えの防止に繋がります。ヨガやピラティスを15分~20分ほどおこなうだけで、かなり体があたたまり続けることで基礎代謝もあがり、妊娠しやすい体づくりに期待がもてます。
・女性ホルモンを整える
ゆったりとした呼吸法は自律神経を整えてくれる効果があり、自律神経が整うと妊娠するために欠かせない、女性ホルモンのバランスも整いやすいです。女性ホルモンが正常に分泌されてないと生理不順や無月経、不正出血、経血過多あるいは経血過少につながり、不妊の原因となってしまいます。
・リラックス効果
妊活中は、焦ったり、不安からストレスを溜めがちになったりする方も多いうようです。強いストレスを感じ続けた場合、排卵障害や着床障害を引き起こす可能性もあり、ストレスは妊活にとって悪影響になってしまいます。ヨガは心を落ち着かせリラックス効果が期待できるため、ストレスを解消したり、心の疲れを取り除いたりすることができますよ。
妊活にヨガやピラティスを取り入れるときの注意点
妊活に効果が期待されるヨガやピラティスですが、始めるときは注意事項をよく確認してからにしましょう。
・自分のできる範囲で無理せずおこなう
向上心をもつことは良いことですが無理なポーズをすると身体を痛めることもあるため、人と比べたりせずリラックスすることを目的として行うようにしましょう。
・食後はさけておこなう
できれば胃が活発に動いている時間はさけておこなうと効率のよい運動をすることができます。食後1~2時間後を目安にしましょう。
・生理中はさける
生理中は、体調が悪くなる方もいらっしゃると思います。できれば生理期間中は安静にしておくことが良いでしょう。どうしても取り入れたい場合は、呼吸法を中心に簡単なポーズをするようにしましょう。
妊活ヨガ・妊活ピラティス教室に行ってみる
最近では妊活ヨガや妊活ピラティスのためのレッスンをおこなっているところもあり、ヨガやピラティスの他に妊活のカウンセリングも受けることができる教室も増えていきました。
心と体のリラックス効果に加えて悩みを聞いてもらえることでストレスが解消され、妊活中にはよいことなので興味がある方は、一度体験レッスンを受けてみることをおすすめします。独自の方法でも可能ですが、初心者の場合、呼吸法やポージングを正確に実践することは難しいため、インストラクターに直接指導してもらった方が良いでしょう。
妊活は気長にストレスをため込まないことが一番大切です。焦りや不安を感じることもあると思いますが、そんなときはヨガやピラティスで心と体を整えることに没頭してリセットする時間を設けることも妊活と上手く付きあっていくうえで必要なことかもしれません。