ピラティスはインナーマッスルや体幹を鍛えるエクササイズで、アスリートや海外セレブが取り入れ、日本でも広く浸透しています。
もともとピラティスはリハビリ目的で開発された運動であり、実は妊活のためにピラティスをする女性も多いのです。
この記事では、ピラティスが妊活におすすめな理由や、妊活で行うときの注意点を説明します。
目次
不妊の原因
不妊は、妊娠希望の健康な男女が避妊をしないでいるにもかかわらず、一定期間妊娠しない状態です。日本産科婦人科学会では、この「一定期間」を「1年というのが一般的である」と定義しています。10組のカップルに1組ほどの頻度で不妊が見られ、原因には女性の排卵・子宮のトラブルや、男性の精子異常などが挙げられます。しかし、検査をしても原因が特定できない場合もあります。
体の冷えや、ストレスによる自律神経の乱れ、代謝の低下、骨盤の歪みなどは、妊娠の土台となる体の状態を悪化させ、妊娠しづらい体にしてしまうと考えられています。
ピラティスが妊活に良い理由
ピラティスで呼吸を整えインナーマッスルを意識して鍛えていくことで、以下の効果が期待できます。
- 基礎代謝が上がる
- 自律神経系が整う
- 骨盤のゆがみが矯正される
- 骨盤底筋群(骨盤の底にあり、膀胱・子宮・直腸などの臓器を下から支える筋肉)を強化できる
- 卵巣や子宮、全身の血流を良くして機能を正常化する
家の中で自分一人でピラティスをすることもできますが、レッスンに通えば飽きにくく、気分転換を兼ねた外出にもなるのでおすすめです。
妊活でピラティスを行うときの注意点
妊活のためにピラティスを行う場合は、体に負担がかかりすぎないようにしましょう。食後2時間以内や空腹時のピラティスを避け、生理中は無理に行わないでください。
もともと、食後2時間以内や空腹時に無理にピラティスを行うと、気分が悪くなったりパフォーマンスが低下したりと、体に負担がかかりやすくなります。妊活中はとくに、これらの時間帯を避けたほうがよいでしょう。
生理中の適度な運動はストレスの軽減や血流改善の効果がありおすすめですが、生理痛がつらい場合などは無理せず体をいたわることが大切です。
また、現在不妊治療を受けている人は、ピラティスを始める前に主治医に確認しましょう。
妊娠の可能性があれば、ピラティスを一旦中断し、産婦人科医の診察を受けてください。
まとめ
・ピラティスで冷えやストレスによる自律神経の乱れ、骨盤のゆがみなどを改善すると、妊娠しやすい体づくりができる。
・妊活でピラティスを行うときは、体に負担をかけすぎないよう注意する。
・妊娠の可能性がある場合や、不妊治療中の場合はまず医師に相談する。
以上、ピラティスが妊活になる理由と注意点でした。
心と体のバランスを整えていくと、気分も晴れやかになっていきます。ピラティスを続けながら、無理せず楽しく、授かりやすい体づくりをしていきましょう。